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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2005年5月21日(土)
場所
滋賀県 西の湖
天候
晴れ
微風
状況
水色はステイン〜ニゴリ。満水
釣果
28〜47cm、6匹。3匹で約4,400g
ルアー
ジャッカル10cc、TDバイブレーション、SRミニ

―― 銀山湖修行僧番外編 ――  
奥伊勢湖宮川チャプター第4

リミットメイカーカップin西の湖 前日プラクティス

 5月21日(土)、奥伊勢湖宮川チャプター第4戦の前日プラクティスで、西の湖へ釣行してまいりました。

 前回の準優勝で、年間順位が暫定1位になっていることに気付いてからは、時間があれば西の湖に浮いているということを繰り返し、ゴールデンウィーク中も一日だけ銀山湖に釣行した以外は、ほぼ毎日、西の湖へ釣行していました。

 釣果は、3匹のウェイト的にはだいたい2〜3kgが普通に釣れ、ワームを使った釣りではサイトでしか釣れず、普通の釣りで釣れるのは、クランク、スピナーベイト、バイブレーションなどのハードベイトのみ。

 西の湖で釣りをしている人は、ほとんどがリーズや真珠棚撃ち。当然このような釣りを同じようにやっていたのでは、プレッシャーも高く、よほどスペシャルな何かを掴んでいないと釣り勝つのは到底無理。そこで思いついた私の考え方は「バスの居る場所と実際に釣れる場所は違う」といったものでした。

 その考えに基づき私が辿り着いた狙うべきエリアは、
【1】リーズ撃ちをする人がボートポジションを取る付近から沖に向かって始まるウィードライン。
【2】ショアラインから沖に向かって続く、真珠棚と真珠棚の間の広大なウィードフラット。以上の2つでした。
 

 【1】はシャロークランクを使い、ウィードに当たったらリーリングを止めてルアーを浮かし、またリーリングでウィードに当てて・・・ということを繰り返す釣り方。ピンスポット的な釣れ方がするため、ほぼ毎日同じスポットで釣れました。【2】はバイブレーションとスピナーベイトの「ひたすらキャスト」。特にバイブレーションは強烈に効き、プリとアフターの両方が釣れました。【1】【2】のパタ−ン、ともに釣れるバスはリアクションバイトだと感じました。それは、釣れてくるバスの多くが満腹状態、喉の奥からザリガニの子供(まだ体色が赤くなっていない固体)のヒゲが出ていたからです。

 そして【1】【2】のエリアに共通していたのは、「人的プレッシャー」でした。リーズや真珠棚に張り付く人たちが増えれば増えるほど、まるでそこから追いやられるかのように、私の狙っているエリアにバスが次々と入ってくる、そういう釣れ方をしました。また、私の狙っているエリアは一見何もない沖のエリアのため、エンジン船が真上を通ってしまうとたちまち釣れなくなってしまいます。西の湖には、真珠棚や杭が点在しているため、エンジン船の人たちは当然そういったところを避けて走行されます。そこで釣りをしながら、そういった人たちの走行コースを観察し、エリアを絞り込んでいくと、私に釣れるバスの数はさらに増えました。

 と、前置きが非常に長くなりましたが、以上が私のプラクティスから絞り込んだパターン?でした。前日プラでは【1】と【2】のパターン、どちらが生きているかを確認することを念頭に置き、絞り込みを行いました。

 まず朝、湖上に出て驚いたことは、水色がきれいになりつつあったことでした。こうなると完全に切り捨てていた、サイトパターンが生きてくる可能性もあり、しかも潮周りは大潮・・・。とりあえず【1】のパターンを試すべくシャロークランクをキャストしていると、いきなり44cm、約1,100g、アフターのオスが釣れました。しかしこれはタダ巻中のバイトだったため、交通事故的な釣れ方、あまり気にしないことにしました。

 そこで【1】のパターンですが、この1週間の間にウィードが伸びたことと、水色が回復したことで、これまで濁りで見えていなかったウィードラインが丸見え。私のイメージどおりにウィードラインが走っていたことは嬉しかったのですが、ウィードのトップと水面までの間隔が狭くなっており、バスも居場所を追われたのか、気配は完全に消えてしまっていました。

 これで【1】のパターンは終わり。それならバスは沖へ向かったと想定し【2】のパターンを試すためエリアを変更。5番棚の少し西側、ワンド状のウィードエリアのまずシャロー側に入り、ウィードがきつかったので、SRミニからキャストを開始しました。すると、まずプリのメス34cm、約660gがあっさりバイト。次にキャスト後のフォールで28cm、約330gのプリのオスがバイトしました。シャローウィードエリアにプリスポーンの集団が入ってきているような感触を得ながら、前日プラということもあり、あまり深追いせず、そのまま沖に向かって流しました。そして、ほぼ真ん中のエリアで35cm、約650g、アフター回復系のオスをTDバイブでキャッチ。【2】のパターンが生きていることを確信し、このエリアを温存することにしました。

 西の湖では午前10時を過ぎると、水の中が一番良く見える太陽の位置になるため、次にネストでのサイトパターンの可能性を確かめるために9番棚奥の水路へ向かいました。案の定、水路にはネストがいくつもありましたが、そこはやはりスポーン後期、バスの警戒心は強くなっており、そのなかで私に釣れそうだったのは、1,200〜1,800gクラスの2匹のみ。しかし、釣るのに時間がかかりそうだったことと、翌日の天気予報はくもり/雨だったため、メインにするにはリスキーなパターンだと感じました。

 翌日にやるべきことが固まってきたので、もうプラをやめようかと思い水路を出たところ、私がメインに考えていたエリアの近くに三瀬谷仲間のS田プロを発見。早速釣果を聞きに行くと、意外にも全く釣れていない様子。急にS田プロにいいところを見せたくなり、私の見付けたバイブレーションパターンを説明しながら、温存エリアでキャスト開始。すると狙いどおりに47cm、約1,700gが釣れてしまいました。これで私は普通の釣り人モードに切り替わってしまい、S田プロと喋りながらウィードエリアをスピナーベイトで流すと、ノンキーパーに混じって、キーパーサイズもポロポロと釣れ出す始末。

 S田プロと別れてから、バイブレーションを2キャストだけすると、まず1投目に強烈なバイト、一発でロッドがのされ、ガチガチに締めてあったドラグを滑らせラインが一気に出て行き、ウィードに突っ込まれて即アウト! 2投目は若干弱い引きだったものの、それでも47cm、約1,600gが釣れてしまいました。あまりのハマリ方に怖くなってきたので、早々にトムソーヤさん桟橋へ戻りました。

 この日のベスト3ウェイトは約4,400g。プラクティスのやり方を失敗したかな〜と、少し気がかりでしたが、翌日の本戦はバイブレーションパターンと心中!そう心に決めて帰路につきました。明日もハマりますように!!

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