NBCチャプター関西ブロックチャンピオンシップ 当日
明けてチャンピオンシップ当日。59人の参加者でトーナメントが始まりました。
スタート後は、今回心中場所としている大規模岬沖のディープエリアへ向かいました。到着すると、ハイパワーエレキで一番乗りしていた人が、ちょうどネットでバスをランディングするところでした。いきなり先制パンチを喰らってしまった感じがしましたが、こんなことで負けてられない!早速私もキャストを開始しました。
ディープをライトリグで狙うため手返しが悪く、なかなか思うように攻められませんでしたが、ほどなくバイトがあり、まずは1匹キャッチ。あまりにも痩せていたのでノンキーパーだと思い、フックを外してすぐにリリースしようとしましたが、念のためスケールで測ってみると、なんと25cmちょうどのキーパーサイズでした。もう少しで貴重なキーパーサイズを逃してしまうところでした。わりと早い段階に釣れたので期待しましたが、その後はバイトが無くなり、ノンキーサイズすら釣れなくなってしまいました。
かなりの時間を費やしたにもかかわらず、気配が全く感じられなくなり、どうもディープの雰囲気が前日までとは変わっているような気がしてきました。「もしかしてシャローか?」なんとなくそんな予感がしましたので、チャプター最終戦でバスが差してきたシャローエリアに行ってみると、そこには杉田プロとK本プロの姿がありました。杉田プロに様子を聞いてみると、すでにキーパーサイズを1匹キャッチしたとのこと、さすがです。私より先にシャローの可能性に気付かれていたようです。そうこうしているうちにK本プロにもキーパーサイズがヒット!俄然やる気が沸いてきましたが、このエリアの流れ(リズム)はすでに杉田プロとK本プロにあり、後手に回った私には、結局ノンキーパーサイズすら釣ることができず、キーパーサイズを追加できないまま、タイムアップとなりました。残念…。
検量の結果は160g。私のワースト記録を更新してしまいました。しかし、ウェイインした選手は59人中10人しかなく、このようなウェイトにもかかわらず私は10位入賞となり、なんだかとっても複雑な心境でした。
このような厳しい状況の中、後半戦全て表彰台に立っていながら唯一、「優勝」だけを逃していた佐藤プロが、最上流のサイトフィッシングで50アップを見事仕留め、悲願の優勝を遂げられました。佐藤プロ以外にも、上位5人中3人が上流エリアでのサイトフィッシングパターンとのことでした。多くの選手が、魚影の薄さから切り捨てた上流エリアで、敢えてサイトフィッシングで挑むというパターン、リザーバーフィッシングの難しさを痛感しました。私には、まだまだ学ぶべきことが多くありそうです。
これで私の2005年度トーナメントは全て終了、後半は不完全燃焼気味の結果が連続し、なんだか煮え切らないままトーナメントシーズンを終えることとなってしまいましたが、これも全て自分の責任。2006年度はこのようなことのないように、生野銀山湖をメインとし、君ヶ野ダムの釣行日数もさらに増やし、修行にもっと力を入れていきたいと考えております。
2005年度お世話になった全ての方へ、本当にありがとうございました。
2006年度も全力で挑みますので、宜しくお願い致します!!