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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2006年3月25日(土)
場所
滋賀県 西の湖
天候
晴れ、最高の晴れ!
微風
状況
水色:ステイン〜マッディ
釣果
55cm、約3,200g、47cm、約1,800g
2匹で約5キロ!!
ルアー
バイブレーションプラグ全般、ジャッカル社シャロークランク

《NBC西の湖チャプター第2戦 前日プラクティス》
修行僧の2006年初50アップは西の湖から!
驚愕の55cm、3キロオーバーをキャッチ!!


55cm、約3,200gの全貌。久々に見たデカさでした。本番でも釣れますように!!

 2006年3月25日(土)、翌日に開催される「NBC西の湖チャプター第2戦」の前日プラクティスで、西の湖へ釣行してまいりました。

 天候は晴れ。放射冷却で、朝はとても冷え込んでいましたが、日中はかなり気温も上がりそうな様子。間違いなく、プリスポーンバスが動き出すでしょう!そんな期待を胸に、午前8時ごろプラクティスを開始しました。

 まずはいつものように、盆川周辺からチェックを開始。この時間帯はまだ水温も低く8℃台。水の色も真茶色で全く釣れる気がしませんでしたが、トーナメントのスタート地点から一番遠い場所に位置するため、トーナメント当日「行っておけばよかった」と後悔するのがイヤだったので一応チェック。やっぱり釣れないのを確認してから、丹羽プロから「釣れている」との情報を貰っていた15番棚へ向かいました。到着してみると、確かに水色はいい感じ。しかし、ブレイクが近くにあるわけでもなく、また、ウィードに絡むでもなく、このエリアが熱い理由が全くわかりませんでした。とりあえず、15番棚(真珠棚は、ほぼ四角形です)の北東角から東面を南に向かってシャロークランクをキャストしながら釣り進みました。

 私が、シャロークランクを選んだ理由は、本命としていたバイブレーションプラグが、前週頃から全く通用しなくなったことが第一にあげられました。まだ水温が低いこの時期、リアクションパターンが絶対であることに確信を持ってはいましたが、あまりにも反応がないので、バイブレーションプラグの早い動きについてこられる個体数が少ないのではないか?と最近感じ始めていました。かといってバイブレーションプラグのリーリングスピードを遅くすると、トロロ状ウィードや枯れウィードが絡まり釣り辛い。

 そこで思い付いたのがシャロークランクでした。シャロークランクなら遅いリーリングスピードでもしっかり動くし、強い浮力があるので、ウィードに当たった感触があった瞬間にリーリングを止めれば、それ以上ウィードの中に潜り込むことはなく、また比較的根ガカリにも強い、こういった理由でした。このエリアの水深的にも(0.9〜1.2m)、私が大好きなのは、ラッキークラフト社のCB-100ですが、最近では店頭で見かける機会も少なくなり、私の好きなカラーはほとんど無い状態。真珠棚の周りには沈み物が多く、万一根ガカリでもしてそのルアーをなくしてしまったら・・・。セコイ私はそう考えたので、流通量の多いジャッカル社のシャロークランクを選びました。

 さて、前置きが長くなりましたが、全て自分の勝手な解釈で選んだシャロークランク、半信半疑なままキャストをした3投目、「コッ」という小さな感触が手許に伝わりました。「真珠棚の杭にでも、クランクが当たったのかな?」と思いながら、そのままリーリングを続けると、ラインが右に左に、ジグザグに動きながら近寄ってきました。そして微かに生命反応もロッドを通じて伝わってきました。「ああ〜、やっぱりリーリングスピードを遅くすると、ノンキーサイズが反応するのか。でも、この水温でノンキーサイズが動けるのかな? 」などと考えながらリールのハンドルをゆっくり巻き、ボートの近くまで寄せたところ、突然重くなり、普通にリールのハンドルを巻くことができなくなりました。「あれ?おかしいな??」と思った瞬間、朝日を浴びて「ギラリ」と光った魚体が一瞬見えました!「マジで?!」

 デカイ!西の湖名物のレンギョかとも思いましたが、その形は明らかにバス!! それから突然、まるで目覚めたかのように、バスは強烈に引き出しました。ドラグをガチガチに締めてあったはずのベイトキャスティングリールから勢いよくラインが出ていく!でも強烈だったのはこの一瞬だけ。あとはただ重いだけで、ポンピングで簡単にボート際まで寄せることができ、無事にネットランディングに成功しました。


55cm、約3,200g。クランクベイトを丸呑み!!

 ネットに収まった瞬間、体が「く」の字に曲がっている姿を目の当たりにし、その大きさが改めてわかりました。ロクマルかと思えた魚体であったため、まずは体長を測りました。すると55cm。次に重さは…私の持っているスケールでは約3,200g!! オドロキでした。クランクを丸呑み、とりあえずこの状態を誰かに見て欲しかったので、10番棚でプラクティス中の杉田プロのもとに向かいました。そして、得意げに杉田プロに見せましたが、杉田プロは全く動じる素振りも無く、「お〜。でもそれは明日の魚やで。」と冷静に一言。そこでやっと我に返りました。そうだ、今日は、前日プラクティスだった…。杉田プロありがとう。

 これで15番棚には、2週間続けてバスが居たということから、15番棚の魚影は依然濃いままだと感じたので、以後は15番棚に一切近寄らず、他の真珠棚を片っ端から周りました。しかし、他の真珠棚では全くバイトが得られないまま、昼を過ぎました。まるで朝の出来事が夢であったのでは?とさえ思えだすほど釣れない状況。たまらず、10番棚付近で練習されていた、杉田プロと丹羽プロに状況を聞きに行きました。すると、杉田プロはキッチリと2キロオーバーのバスをキャッチしたとのこと。今年初めての西の湖で、いきなり結果を出すとは!さすがです、恐れ入りました…。

 ここで杉田プロから、「真珠棚を狙うなら、この時期のベイトの動きとバスの状態を考え、そしてルアーのトレースコースをもっとよく考えないと」とのありがたいアドバイスを得られました。さっそくその教えを実践したかったので、たまたま近くにあった5番棚に向かい、杉田プロのアドバイスどおりにルアーをトレースしました。

 すると、その答えはとても早く返ってきました。キャストを始めて2投目、朝と全く同じ、とても小さな「コッ」という手応えがありました。以降も朝と全く同じ、そのままリーリングを続けると、ラインが右に左に、ジグザグに動きながら近寄ってきて、ボート際で突然走り出す!トーナメント中ではないのでやりとりも悠々、難なくネットに収めることができたのは、47cm、約1,800gのメス、グッドサイズでした。


47cm、約1,800g。イメージ通りに釣れた快心の1匹で
した。これで2匹、5キロ越え達成! 明日も頼みますよ!!

 ただ、このバスは朝のバスとは違い、クランクベイトのリアフックが唇の外側に、フロントフックがエラの外側に掛かっていました。完全にリアクションバイトだと感じました。そして、このバスをキャッチした瞬間、この「シャロークランキング」パターンに確信が持てました。

 翌日のプランは、まず魚影が濃いと思われる15番棚をメインエリアとし、あとはバスと出会う確率を上げるために、西の湖で一番大きな真珠棚の5番棚をサブメインエリアとしました。この両方の真珠棚を、タイミングを見て何度も入りなおすこと。メインパターンはもちろん、「シャロークランキング」。ソフトベイトのように予約のきくパターンではないため、とてもリスキーでしたが、翌日はこれに賭けることにしました。

 気持ちが固まったので、16:00までの前日プラクティス時間を30分残した15:30に前日プラクティスを終了としました。

 トーナメント当日はスピニングタックルを封印、心の迷いを断ち切るためにも、持ち出すことすらせず自宅に残したままにし、ベイトタックルオンリーでトーナメントに臨むことに決めました。さあ、この賭けが吉と出るか凶と出るか…。
―― 前日プラクティス終了 ――

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