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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2006年5月4日(金)
場所
和歌山県東牟婁郡古座川町 七川ダム
天候
晴れ
微風
状況
水色:ステイン〜上流クリア
釣果
35cm〜44cm、8匹。 3匹でのウェイトは約2,800g
ルアー
ロボリーチ 2.5インチ、3インチ、ボディシャッド3インチ等。ツネキチリグ、ジグヘッドリグ

≪パラダイスを求めて≫
修行僧in七川ダム ≪2日目!! ≫
パラダイスの入口へ!


朝の佐田スロープ付近。前日と比較すると、
かなり車も人も減っていたので驚きました。

 明けて二日目。気合を入れて午前7時頃より実釣を開始、前日のリベンジを果たすべく、まずは平井川筋バックウォーターを目指しました、が・・・。バスはいるものの、数は少なく、何だか様子も変。とてもニュートラルな状態で、全くやる気がナシ。人間にとっては、朝も夕方も同じように感じるローライトコンディションですが、バスにとっては何かが違うのか?前日の夕方のような活気は全くありませんでした。でも、バスが見えていると、ダメだとは思ってもついつい狙ってしまい、無視されるとますます頭はヒートアップ!しかし、かなりの時間を費やしたものの、結果は予想通り・・・。平井川、添野川筋の調子がイマイチな時は本流の古座川筋が良かったことを思い出し、逃げるように古座川筋へ。平井川筋のバスよ、いつか必ず攻略してやる!

 そして古座川筋に入ったものの、この時期にどこでどんな釣りをしたらいいのか全くイメージが湧きませんでした。なんとなく、昨年の2月に横山プロと爆釣した上地橋下流側の段々畑跡が良いような気がしたので向かってみましたが、その時よりも断然水位が高く、狙いたい地形は深い水の底・・・。ふと岸際に目をやると、大きな立木があったので、フラフラっと見にいってしまいました。すると、10匹前後のノンキーサイズが、木の幹の周りに群がっていました。とりあえず1匹でも釣ろう、と思ってツネキチリグをキャストすると、バスはルアーにまっしぐら、即バイトしました。取り込んでいる最中、どこからともなく40cm前後のバスが現れ、すぐに岸際のごみだまりの下へ消えていきました。そのバスが気になったので、しばらく様子を見ていると、そのバスがゴミだまりの下から、目視できるギリギリの水深にある沈み岩との間を行ったり来たりしていることがわかりました。そこでそのルート上にツネキチリグを投入し、しばらく止めていたところ、イメージ通りにバイト!ようやく七川バスらしい強烈な引きを堪能し、キャッチできたのは39cm、約860gでした。でも、この釣り方はいまひとつパターンとはいえない気がしたので、しばらくこの周辺を狙った後、セメント工場前のシャローフラットが広がるエリアへ移動しました。


39cm約860g

 ここではジグヘッドリグのミドストで、35cm、約630gをキャッチ。七川ダムのバスは、「40アップが、50アップクラスのパワーで引く」と聞いたことがありますが、40アップどころか、どのサイズのバスも、実際のサイズよりプラス10cmクラスの引きでした。やっぱり七川ダムは最高です!このエリアでは、もっと釣れそうな気がしたのですが、結局この1匹だけ。時間帯を変えて再度入りなおすことにし、さらに上流へ向かいました。


35cm約630g

 そこから少し上流側に、釣行ごとにキャッチできていた小さな岬があったので、ツネキチリグをキャストし、ダウンヒルで狙っていると、イメージ通りのバイトがあり、37cm、約710gをキャッチ。今から思えば、これが今回の七川ダムで一番正解のパターンだったのですが、この時はそれに全く気付かず、さらに上流を目指しました。その上流側の大きな岬では、ツネキチリグで35.5cm、約630gをキャッチ。これは、岸に沿ってバスがベイトを追いかけているのが見えたので、その少し下のレンジでバスが通りそうなコースをイメージし、リグをステイさせているとバイトしました。


37cm約710g


35.5cm約630g

 その岬から畝ヶ崎に向かって続く、段々畑跡のシャローエリアでは、以前にスピナーベイトで良い思いをしたことがあったのですが、今回はなぜか巻き物に反応が悪かったので、ジグヘッドリグのミドストで狙いました。上流へ向かって釣り進んでいくと、私の横を上流へ向かってボートが疾走していき、その引き波で岸際にニゴリが入りました。そのニゴリの中へジグヘッドをキャストし、スイミングを開始すると、またもイメージ通りにバイト、38cm、約770gのグッドサイズをキャッチ!七川バス、本当に強烈な引きです!! ようやくイメージ通りにバイトを取れ出したものの、単発のバイトばかりなので、「イマイチパターンが掴みきれていないなあ」と感じながら、さらに上流を目指しました。


38cm約770g

 期待していた畝ヶ崎では、ジグヘッドリグのフォールでノンキーサイズが1匹のみ。超有名スポットなだけに、すでに攻め尽くされていたような感じがしました。その少し上流側で、岸沿いを流していると、バスのフィーディング現場に遭遇、でもそのバス(目測で約35cm)は、捕食に失敗し、悔しそうに岸沿いのブレイク下へと消えていきました。過去に、フィーディングに失敗したバスに向かってルアーをキャストすると、あっさりバイトしたことが何度かあったので、早速試してみました。1投目、反応ナシ。そして2投目、本当にバイトがありました。こんなにイメージ通りに釣れるなんて、やっぱり七川ダムはミラクルです!でも、手応えがおかしい。やけに強く引くからです。さっき見たバスとは思えない強烈な引き。はじめは余裕でやりとりしていたのに、なんだかヤバイ雰囲気になってきたので、エレキで流心に向かってバスを誘導し、慎重に岸沿いからバスを離しました。水色がややニゴリ気味で、バスは一切ジャンプせず、底へ底へと潜ろうとしたので、姿は全く見えませんでした。ようやくバスが浮いてくるような感触が伝わってきたので、ネットを構え、姿が見えた瞬間、即ランディング。

 エッ!? なんと、44cm、約1,200g、アフターのメスをキャッチ!狙っていたバスとは違うバスがバイトしてきたのでした。結果オーライなものの、これもパターンとはいえない釣れ方。でもなんとなく、ベイトの動きがキーになっている気がしたので、ジグヘッドのミドストをキャストしながら上流へ向かうと、またイメージ通りにバイト!しかしジャンプ一発バラシてしまいました・・・。目測では35cm前後、残念。


44cm約1200g

 そのまま上流へ向かって釣り進むもののノーバイトが続き本流筋の最上流域、水質の変わり目へ到達しました。この変わり目では浮きゴミが溜まっており、そこへ40cmクラスの5〜6匹のスクールが次々と差してきていました。前日とこの日の朝、添野川、平井川筋の見えバスにヤラレていたため、あまり期待せぬまま、一応狙ってみると、一投目からルアーに反応を示しました。添野川、平井川筋のバスよりは若干ヤル気はありそうでしたが、まだ本調子ではないようでバイトは浅く、フッキングミスの連発。そのような中、ようやく37cm、約670gの典型的なアフター状態のバスをキャッチできました。もう少し日数が経ってバスの体力が回復すれば、もっと楽に釣れるだろうと感じながら、この場を後にし、本流筋を下り始めました。

 そこから少し下ったところで、35〜40cmクラスの5〜6匹のスクールが、岸際にベイトを追い込み捕食している現場に遭遇。しばらく観察しバス達の捕食コースを見極め、ツネキチリグ、ジグヘッドリグを投入、次にジャッカル社のスライドをキャストしたところで、やっと2匹のバスがルアーを取り合うようにチェイス、鼓動が高まりましたが、なぜかキスバイトに終わりキャッチすることはできませんでした。ああ、残念・・・。

 その後はまたノーバイトが続き、朝に感触を得たセメント工場前のシャローエリアに到達しました。夕マズメ、そしてほどよい風も吹いており、釣れそうな気配は満々、はやる気持ちを押さえながらジグヘッドリグをキャストし、まずノンキーパーサイズをキャッチ、これがラッシュの始まりか?と期待感をさらに高めたものの、その期待に反しノーバイトが続く・・・。ここで時間一杯まで粘ったものの、同リグで37.5cm、約710gのオスのアフターバスをキャッチしたところでこの日の釣りを終了としました。

 この日の結果は35〜44cmを8匹、ベスト3でのウェイトは約2,800g。前日の釣果を思うと、かなり挽回できましたが、いまひとつパターンを掴みきれなかった感が残りました。全域でバスがベイトを盛んに追っている場面を目撃しましたが、ハードルアーを活発に追うほどバスのコンディションが回復しているようには思えず、ベイトの動きをイメージしたジグヘッドのミドストがいいのかな?程度のことしかわかりませんでした。果たしてこれを足がかりに、翌日は七川ダムらしい釣果を引き出すことができるのでしょうか?期待感に胸を膨らませながら片付けを終えた後は、前日同様、串本の町へ行き、温泉→就寝のコース。

 明日はもっと、釣れますように!!

―― 二日目終了 ――

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