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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2007年7月21日(土)〜7月22日(日)
場所
三重県津市美杉町 君ヶ野ダム
天候
晴れ
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状況
水色、下流域ややステイン、上流域ステイン
釣果
キーパーサイズ5匹キャッチ
3匹のウェイト1,200g 5位入賞!!
ルアー
バキューム2インチ、カットバックテイル等、ツネキチリグ。シャッドシェイプイワームジグヘッドリグ

―― 奥伊勢湖宮川チャプター第3戦 君ヶ野ダム ――

 前週は台風のためプラクティスに入れず、結局前日のみのプラクティスとなりました。

<7月21日(土)前日プラクティス>


君ヶ野ダムスロープ付近

 出発が遅れ、君ヶ野ダムに到着したのは午前7時ごろ。天候は小雨、これまで台風絡みの大雨が降っていたので、さぞ増水していることだろうと思っていましたが、私が訪れた2週間前からは、約5m減水していました。本来なら、前回釣行時と大きく状況が変わっていたことでショックを受けるところですが、私はなぜか減水状態の君ヶ野ダムの方が得意なので、この時点ではまだ心に余裕があり、とりあえず上流を目指しました。


君ヶ野ダムスロープ前から上流付近

 大規模岬を越えたあたりから大量の浮きゴミ帯が始まり、上流側の浮きゴミ帯が終わるところには、上流から赤土色の冷たい水が押し寄せていました。これではバックウォーターはダメだろうと思ったので、ここより下流でエリアを絞ろうと思いました。するとシャロー側には、エサを食いたくてしょうがない、という気持ちが伝わってくるかのようなフィーディング状態丸出しの、大量のバスの姿が。ルアーを投げるとためらわずに次々とバイトしてきて、とてもイージーなのですが、サイズが小さく20cm〜24.5cmばかり。キーパーサイズは25cm以上なので、そのスクールの中から25cmありそうなバスを見つけ出して狙い、なんとか2匹キャッチしましたが、スクールの中にいるキーパーサイズの数が非常に少ないので、これをメインパターンにするのは危険だと思いました。

 次に浮きゴミ狙い。ここでは、ノンキーパーサイズがポツポツと釣れる程度。雨が降っていたので、「バスがシェードにこだわっていないのかな」と思っていましたが、浮きゴミの下でジッとしていたり、浮きゴミの塊から塊へと移動していたりする30cmクラスのバスも見かけました。しかし、なぜか難易度が高く、私には釣ることができませんでした。

 その後、普通に岸際を狙っていくと面白いように次から次へとバイトがあるものの、全てノンキーパーサイズ。12時を過ぎてから、大規模岬対岸付近でようやくキーパーサイズをキャッチできました。「きっと、みんなも苦労しているハズ」と思っていたところ、杉田プロと林さんに出会ったので話を聞いてみると、二人とも完璧にパターンを掴んでおられるようで、キーパーサイズは20匹以上キャッチしたとのこと。大きな衝撃を受けました。

 いくつかアドバイスをいただいた後、これまでとは違ったやり方を、と思い、七川ダムで練習したジグヘッドワッキーリグを投入してみるとすぐに答えが返ってきて、約500gのナイスキーパーをキャッチ。「これを待っていました!」とキャストを続けるとバイトが連発。ノンキーパーサイズは依然多かったですが、これまで狙う人が多くパスしていた大規模岬周辺では、キーパーサイズが3匹釣れました。次に、2匹目のキーパーサイズを釣った対岸へ移動すると、全く同一スポットでまたもや約500gのナイスキーパーをキャッチ。「ここはイケル」と思い、これ以上叩きませんでした。

 ようやくキーパーパターンが掴めそうになってきたのに、プラクティス終了の午後4時が近付いていたので残念ながらスロープへ戻りました。この日キャッチできたキーパーサイズはたったの8匹。3匹でのウェイトは約1,200gでした。イマイチ核心が掴めないままトーナメント当日を迎えることとなりました。


<7月22日(日)奥伊勢湖宮川チャプター第3戦 当日>

 天候は曇り。ただ、昼前からは晴れるとの予報でした。スタート後は一気に上流を目指し、前日貴重なキーパーサイズが2連発した、大規模岬の対岸付近へ向かいました。

 前日の午後から反応の良かったジグヘッドワッキーリグからキャストを開始しましたが、5分ほど狙ってもノーバイト。そこでツネキチリグに変更すると、バイトが連発しましたが、23cm〜24.5cmまでのノンキーパーサイズが5匹釣れただけ。以降、大規模岬周辺をツネキチリグとジグヘッドワッキーリグのローテーションで攻め続けましたが、釣れてくるのは全てノンキーパーサイズ。それでもひたすら釣り続け、太陽が照りつける、その瞬間を待ちました。

 するとようやく、午前10時を過ぎたあたりから、晴れ間が広がってきました。私はこの瞬間をずっと待っていたのです。すかさず、上流域の「浮ゴミエリア」へ向かいました。まずは、シャローにバスがいないことを確認しに行くと、案の定、前日あんなにたくさんいたバスのほとんどが姿を消しており、超ノンキーサイズが1〜2匹いただけ。この時点で私の予想は的中、川筋中央付近からアウトサイド一帯を覆っている浮きゴミ帯を狙いました。そして、自分の予想が正しいかどうか、ドキドキしながらキャストしたその一投目、シャッドシェイプワーム1.3gジグヘッドリグのミドストに快心のバイトが!浮きゴミに突っ込まれましたが、ゴミごと強引にネットランディング。約250gの待ちに待ったキーパーサイズをキャッチ!「周囲のボートは・・・離れたところに2艇のみ、よし、ノーマーク、このエリアを独占できる!」

 以後、気合いを入れてキャストを続けると、イメージ通りに面白いようにバイトがあり、ほぼワンキャストワンヒットでバスをキャッチ。サイズは23cm〜24.8cmばかりでしたが、このまま釣り続ければキーパーサイズも混ざりそうな予感がありました。しかし・・・。これから私が進んでいこうとした先に、二名乗船のボートが前後のエレキ全開で突っ込んできて終わり。戻ろうとした時、そちらもエレキ全開のボートが通り過ぎていき、このエリアからバイトが消えました。これがトーナメント・・・。

 あとは、強い太陽光を嫌って、浮きゴミの下を移動している、キーパーサイズ〜グッドサイズをサイトで狙い続けましたが、みんなプレッシャーがかかっており、ルアーを見ても無視するバスばかり。「万事休すか」と感じた11時ごろ、やや強めの風が吹き出し、エリア全体に広がっていた浮きゴミがアウトサイド側に吹き寄せられました。これで川筋の中央は完全なオープンエリアとなりました。これはチャンス、川筋中央に取り残されたバスを狙うため、ジグヘッドのウェイトを1.8gに変更し、このオープンエリアでミドストを開始しました。するとまず、ノンキーパーサイズが2匹ヒット、これでこのパターンに確信を持ちました。近くを通りがかられた田中さんと話をしていると、待ちに待ったキーパーサイズがヒット、無事キャッチ。このチャンスに、このエリアにいるバスの活性を上げるために、田中さんにもこのエリアを狙ってもらうと、狙い通り、私にすぐキーパーサイズがヒット、ようやくリミットが揃いました。この時点で午前11時30分。

 しかし、リミットが揃ったとはいえ、ウェイト的には約600g。他の選手が釣っている光景はあまり目にしていませんでしたが、下流域に行ったきり戻ってこない選手も何人かいたので、正直、下流域が気になっていました。帰着時間は13:00。残り時間が少なく、またこのエリアで釣れてくるバスのサイズが上がらないことから、時間一杯まで下流域で粘りきることにしました。

 下流域のスロープ付近に到着すると、魚探に良い感じにベイトが写っており、時折目視できるほどベイトフイッシュの群れが浮いてきていました。「これは、釣れる!」そう直感して、ジグヘッドリグをキャスト、ベイトフイッシュの群れの下をスイミングさせるイメージでミドストしていると、まずノンキーパーサイズがヒット。これで、このパターンに確信がつき、その後2〜3匹ノンキーパーサイズを釣ったところで、釣れるリズムとタイミングを体に覚え込ませました。

 このエリアは人気エリアで、プチ船団ができていたので、他の選手の動きを注意しながら小移動を繰り返し、ジグヘッドのミドストをやり通しました。すると、ようやく待望のキーパーサイズがヒット、約250gをキャッチし、約200gと入れ替えることができました。

 その後はしばらくバイトが遠のきましたが、それでも粘り続けていると、ロッドティップが「グッ」と入る明確なバイトが!手応えからキーパーサイズ以上は確実、果たして入れ替えサイズであるかどうか。慎重にボート際まで寄せたところで、ボートの下に潜り込まれ、バスのサイズがわからず、無理やり引き出してネットランディングに成功しました。すると、手応えのわりに大きく、ウェイトは約700g。もう一匹の約200gと入れ替えることができました。ここでふと時計に目をやると、12:45。急いで帰着に向かいました。

 ウェイインの結果は1,200g。厳しい状況を予想していたのに、蓋を開けてみればリミットを達成している選手が続出しているという、釣れ釣れの状況。一体、みんないつの間に釣っていたのか…。そのような中、私はなんとか5位に踏み留まることができました。イマイチ掴みきれなかったプラクティスの状況を考えると上出来、特に終了間際にはラッキーフィッシュが2匹入り、入れ替えできたことで、「練習の成果」よりは「運」の要素が強い結果となりました。


君ヶ野ダム5位

 今回は「練習の成果をトーナメントで発揮する」という私の信条に反する結果に終わってしまいました。今後はさらに「練習の成果を発揮するスタイル」を突き詰め、そして「優勝」を目指します!

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