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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2007年9月23日(日)
場所
滋賀県 西の湖
天候
晴れ
微風
状況
水色は全体的にステイン。水温26℃前後
釣果
キーパーサイズ5匹キャッチ、3匹のウェイト約2,200g 4位
ルアー
カットテールワーム、スワンプクローラージグヘッドワッキーリグ。ケムケム+シャッドシェイプイワーム

―― 西の湖チャプター最終戦 ――

≪9月22日(土)前日プラクティス≫

 一週間前はイカ釣りに行ってしまったためプリプラクティスはなし。こんな状態で「トーナメントに出場するなんて・・・」とは思いましたが、1戦目はバラシによる痛恨のノーフィッシュ、2戦目はまずまずの手応えを感じていたものの、天候の急変により痛恨の20位、3戦目は奥伊勢湖宮川チャプターと日程が重なってしまったため欠場、と今年は全く良いところがなかったため、「最終戦くらいは一矢報いたい」と思い直し、出場することにしました。

 しかし、現実は厳しく、釣れたキーパーサイズは3匹だけ、ウェイトも1キロほどと、全く話になりませんでした。「やっぱり、出場するのをやめようか」と思いましたが、この日の天候はくもり、そして翌日は晴れとの予報。このことを知ったとき、「2戦目で用意していたパターンが通用するかも・・・」と直感したので、この直感に賭けてみることにしました。果たして結果は…。


≪9月23日(日)西の湖チャプター最終戦 当日≫

 天候は曇り。今回の私の大きな賭けは、2戦目のプラクティス中に見付けた「浚渫パターン」。しかし、これは晴れた時に最大の威力を発揮すると考えていたので、晴れ間が出るまでは他のエリアで我慢するつもりでした。そこで、スタート後まず向かったのは、5番棚跡のエリア。前日唯一、イメージ通りにキーパーサイズがキャッチできたエリアでした。

 ここでは、幸先良く約300gのキーパーサイズをキャッチできました。これで一瞬期待感を持ちましたが、残念ながら、結局この一匹だけ。以降は、東側から順番に大の苦手の真珠棚撃ちを敢行。しかしやはり、苦手なだけに釣れたのはノンキーサイズが僅かに2匹だけ。未だに棚撃ちとリーズ撃ち、カバー撃ちが苦手な自分に苛立っていると、ここでようやく、待ちに待った暑い太陽の日差しが照り付けてきました。風もいい感じにやや弱めの北風。今回の私の心中場所、1番棚南側の浚渫エリアへ直行しました。

 到着して、まずは様子見のためにスモールラバージグをキャスト、すると1投目からバイトがあり、約450gのまずまずサイズを無事キャッチ。「読み通り、これはイケル!」と気合を入れてキャストを続けました。すると程なくして、「グーッ」と鈍く重くなる、大物特有のバイトが出ました。ドキドキしながらアワセると、強烈な引きが伝わってきました。まず1回目の突っ込み、無事クリア、そして2回目の突っ込み、これは1回目よりさらに強烈、ロッドはバット部分から曲がりドラグからはラインが勢いよく出て行きました。この突っ込みでさらに緊張感が高まった瞬間、ラインテンションがなくなりました。5ポンドラインなのにまさかのラインブレイク…。

 これはさすがにショックが大きく、しばらくは放心状態のままキャストを続けました。すると、約300gのキーパーサイズが釣れてようやくリミット達成、我に返りました。「ここは釣れる、釣れる」と自分に言い聞かせて粘っていると、またバイトが!先にバラシた程ではないにしても強烈に引いたので慎重にやり取りし、なんとか無事にキャッチ、約800gのナイスキーパーでした。その後はバイトが遠のきましたが、自分のパターンを信じキャストを繰り返しました。

 やがて12時が過ぎ、さすがに「もう、ダメかな・・・」と諦めかけた時、待ちに待ったバイトが!半信半疑でアワセるとズッシリとした手応えがあったまま動かないので、「根がかり?」と一瞬思いましたが、その根がかりがゆっくりと動き出した!追いアワセをすると、引きはますます強烈になったので、これが今日のラストチャンスであることを確信。言葉では言い尽くせない緊張感の中、バスとのやり取りが続きました。無我夢中のやり取りの末、ようやく姿を現したバスを無事ネットランディング、そしてデッキに引き上げた瞬間、全身に喜びが満ち、右の拳を強く握り締めていました。ヤッタ!! 

 ウエイトは約900g。西の湖にしては少し物足りないサイズでしたが、今シーズン、西の湖で全く良いところのなかった私にしては、最高のバスでした。久しぶりに、絵に描いたように、ラストタイムにキッカーが入り、意気揚々と帰着へ向かいました。

 結果は4位入賞、今回の私にしては上出来すぎる結果でした。


理想的な試合運び。しかし「優勝」するには、まだまだ練習が必要!

 しかし、圧巻だったのは、優勝と準優勝の選手。私は時間中5匹のキーパーサイズを絞り出すのが精一杯だったのに対し、キャッチしたキーパーサイズは40匹以上、前日からカバー撃ちのパターンが見え見えだったとのこと。完璧な横綱相撲に脱帽。

 来シーズンこそは、苦手なカバー撃ちと真珠棚撃ちをマスターしたいと思いました。

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写真は一部NBC NEWSの許諾を得て記載しております。
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