天候は前日とはうって変わって晴れ。前日よりも若干増水していたことが気になりましたが、スタート順も良かったので、まずは例のクリークを目指しました。
上流が濁っていることを、他の選手は知っていたようで、上流を目指すボートは僅か。でもそのうちの一艇のスピードがとても速く、あっという間に見えなくなってしまいました。
ようやく狙いのクリークに辿り着くと、その先行者が既に一匹釣って出て行くところでした。不安感を募らせて、クリークに入っていくと、前日とは少し様子が違い、奥まで入っていたニゴリ水が、クリークと本流筋との合流点まで押し出されていました。
念のため奥まで入って釣れないことを確認した後、本流筋との合流点付近のニゴリの境目を狙いました。ノンキーパーサイズが立て続けに2匹釣れた後、待望の約200gのキーパーサイズをキャッチ。続けて、約300gクラスがバイトしましたが、ファイト中に痛恨のフックオフ、とても悔しい思いをしました(後にこの一匹がとても貴重になったのでした)。ここで、バイトがストップ。下流域を目指した選手たちがあまり上がってこないので、下流域が気になり出しました。はやる気持ちを抑えて、まずは本田エリアが釣れないことを確認した後、下流域を目指しました。
途中、多度橋付近のインターセクションが気になったので立ち寄ってみると、信じられないほど浅いところにペアリング中のバスを幸運にも発見できました。これは、イタダキ!まずは、ベイトタックルにラバージグをセット。オスを先に釣ってしまうと、メスがどこかに行ってしまうので、慎重にメスから狙いました。狙い通り、早い段階でバイトしてきたものの、焦って手足が震えていたことと、リールのドラグを締めておくのを忘れていたためフッキングがうまくいかず、あえなくバラシ…。「千載一遇のチャンスを棒に振ったか」、と思いましたが、どこかにいってしまったメスをオスが連れて帰ってきたのでひと安心。しかし、さすがにメスの警戒心は増しており、簡単にはバイトしなくなっていました。
そのような中、苦労して2度目のバイト!しかし、これも掛かりが浅く、またもや痛恨のバラシ!さすがに、もう一回はないだろうと思っていましたが、またオスがメスを釣れて帰って来てくれました。しかし、難易度はさらに高くなっていました。いろいろと試行錯誤を繰り返し、3度目のバイト、強烈な引きに耐えながら、なんとか無事にランディング、ウェイトは約1,500g!このバスをキャッチするのに、実に二時間もかかってしまいましたが、「値千銀のバス」、ヤッタ!とうとう仕留めた!!後は、残ったオスを釣ればリミット達成でしたが、プレッシャーをかけすぎたせいか、警戒心がさらに高まっており、釣れませんでした。やがて風が強く吹き出し、見辛くなってきたので、このバスを断念、下流域へ普通の釣りをしに行きました。
しかし時すでに遅く、バイトを全く得られることなく、結局リミットの3匹を揃えることができずに終了時間を迎えることとなってしまいました。
ビッグバスを運良くキャッチできたものの、リミットの3匹が揃っていなかったので心配していましたが、結果は何とか3位入賞、朝にバラシた約300gのバスの重みを痛感させられることとなりました。
やはり、「ラッキー」だけでは勝てない、もっと修行を積んで、盤石のパターンを見つけ、そして「優勝」を掴み獲りたい、そう強く思いました。
次回の開催は6月29日。「優勝」を目指して私の三瀬谷ダム通いは続きます。