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横山的・黒鱒釣競技生活
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釣行日
2005年11月11日(土)〜13日(日)
場所
山梨県 河口湖
天候
晴れ
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状況
水温・・・約14℃
釣果
初日1本280g、2日目ノーフィッシュ
ルアー
Vacuum1.5in ショートダウンショット
レイン・エコリトルBホッグ 1/4テキサスリグ(プリプラの48cm)

シャロー勝負の今シーズン最後の試合は惨敗!
       …NEO・MAXグランプリin河口湖

 いよいよ今シーズンの最後を締めくくる試合、NEO・MAXグランプリです。これは今年から新設されたNEOシリーズとMAXシリーズというトーナメントの決勝戦で私はNEOシリーズから権利を獲得して出場しました。

 開催される湖はいつもの山梨県・河口湖。前回の試合のバスプロ選手権ではディープでの船団戦にチャレンジして地元スペシャリストに釣り負け玉砕、完全に自分を見失ってしまいました。そんなこともあり今回のプリプラはシャローチェック中心、時季的にシャローにバスが散りだす頃と予想し開始しました。

 湖に出るとさすがに11月の河口湖は寒いっ! 標高が高いため下界とまるで気温が違います。おまけに強烈なターンオーバーが入り、特に河口湖大橋東側と奥河口湖方面は水が赤茶で泡がブクブク。1週間ほど前に開催されたクラシック戦に出場した知り合いに聞くとこれでもかなりマシになったと教えてくれました。

 とりあえず水の良いエリアを探して湖を一周してみることに。

 丸栄ホテル前のワンドに入ると水質もよく、ウィードもほどよく点在している。ボートを奥のリーズに進めると数匹のバスが日なたぼっこ中。ライトラバージグを送りこむが反応するものの口を使わない。リグを5cmほどのリーダーをとったショートダウンショット(ワームは自作Vacuum1.5in)に変えるとヒット。子バスでしたがシャローでもキーパーがとれることが確認できました。

 その後、リーズ手前のウィードパッチにボートを進めるとなんと40cm以上はあるバスが数匹ウィードに寄り添い見え隠れ、その中には50アップありそうな個体も!
しかし食い気は無い感じでフラフラとたたずんでいるだけで無反応でした。

 そのままエレキでシャローを流しながら白須ワンドへ。

 ワンド内のウィードパッチをテキサスリグで撃つが反応なし。それならばとワンド最奥のリーズを撃つといきなりラインが走り待望のビッグバスがヒット!

 キャッチしたバスは48cm、ヒットルアーはレイン・エコリトルBホッグの1/4ozテキサスリグでした。今期の河口湖での自己記録、プラ中ですがやっぱり嬉しいー!

 今年の河口湖は放流がほとんど無かったぶん難易度はかなり高めですがビッグバスキャッチ率は格段に上がったのではないでしょうか?

 その後同じアシ奥でキーパーサイズを1本キャッチし、手前のウィードエリアでもビッグバスを何匹か確認できました。

 そして試合本番の前日プラでは水質はかなり回復、天候が雨だったためウィードエリアと桟橋でのライトラバージグ表層スイミングで3本のグッドキーパーをキャッチできました。


 明けて11月12日、NEO・MAXグランプリ初日のスタートです。

 前日の小雨模様から一変、冷え込みの強い晴れのコンディション。まずは水温の暖まりやすい西川溶岩帯からスタート。サイトしながらバスを探すが全く見当たらず、溶岩帯の穴やエグレをライトラバジで撃っていく。沖の溶岩尾根には船団、やはり今期の河口湖はディープ人気が根強いです。

 プリプラでビッグバスを確認した白須ワンドがそろそろ暖まってきたころと思い移動。ワンド内のウィードでバスを探すが全くいないのでついに本命、奥のリーズ撃ちにシフト。テキサスリグでアシ際、そして奥と攻めていくとあることに気付きました。

 水位が下がっている!しかもターンの影響がなくなり水がプリプラ時よりかなりクリアーになっていました。前日プラでは雨でシャローに差してきていたバスが多かったものの見事にその魚は消滅…不覚でした。

 それでも前日良かった桟橋ならバスが付いているかも?と思い移動、得意場所のクジラ船桟橋(ここで50アップを獲ったことも!)へ。案の定、キロアップはありそうなバスが目視できる。バスの死角からライトラバジでアプローチ。目の前にルアーを持っていくが無反応。それを何度か繰り返すうちに桟橋の下へとバスは消えてしまう。

 あきらめ、スイミングさせながらルアーを回収しているとなんと桟橋下からバスがルアー目掛けて突進、パクッとラバージグを丸呑みに! 一瞬、ロッドに重みが乗りましたがバスが反転し桟橋に戻るときにはもうロッドにもラインにもテンションは無くなっていました…。その後もしつこく桟橋をいろんなルアーで攻めましたが二度とそのバスは姿を現しませんでした。

 そのままグラブワンド、西川ワンドとシャローを流しロイヤルワンドへ。水位表柱横のドシャローに仲良く2匹並んだバスを発見! 1匹は30cmに満たないくらいだがもう1匹は45cmはありそうなデカバス。慎重にデカイほうのみを狙いVacuum1.5inのショートダウンショットを通すと小さい方が飛んで出てきてパクリ、喰っちゃいました…。しかもファイト中にビッグバスのほうはビックリしてどこかへ逃げてしまう始末。

 とりあえずキーパーはあるのでライブウェルにキープ。時間も無くなりその1本のみ、25位で初日は終了しました。


 11月13日(日)、二日目の朝です。

 初日、ウェイインに成功した選手の大半はディープレンジでの釣果。プラの結果からシャロー、それも水深1mを切るドシャローしか無いと思っていましたが、二日目のこの日は水温の上がる10時まではディープで我慢の釣りをし、その後バスの上がってくるタイミング待ちで初日唯一キーパーの獲れたシャローのサイトフィッシングに徹するプランでスタートしました。

 まず入ったのは西川ワンド沖の溶岩尾根。水深6〜8mにダウンショットを通すがノーバイト。念のため西川溶岩のワンド内シャローを見に行くがバスの陰は全くありません。

 グラブワンド沖に入り、やはり溶岩尾根とハンプをバーチカルに狙うが朝のディープ攻めは不発に終わってしまいました。

 そして意を決してグラブワンドシャローへ。まずは前日ビッグバスをバイトさせたクジラ船桟橋に入るがバスは付いていない。ワンド奥ドシャローのウィードパッチにもバスの魚影は無いので溶岩の島に目を移すと45cmはありそうなビッグバスを発見。すかさずVacuum1.5inのショートダウンショットを送り込む。はじめは無反応だったそのバスだがシンカーを溶岩に引っ掛け延々微振動を与え続けると興味を示し始め、ついにパクッと吸い込んでくれた! すかさずフッキングし溶岩から引き離すと今度はボート後方に走り出した。強引に引き寄せネットを構えた瞬間、バスは反転しフッとラインテンションが…。

 千載一遇のチャンスをまたしても無駄にしてしまいました…。

 しかもそのバスはもといた溶岩の同じポジションに戻って何事も無かったような雰囲気。もう1度と祈りながら手を変え品を変え狙い続けるが2度とそのバスは反応することなく、帰着時間を迎えてしまいました。

 結果はミドル〜ディープレンジをライトリグで攻略した選手が上位を占めました。

 プラの結果からシャローに絶対の自信を持って望んだのですがミスに次ぐミスで初日の1本のみのウェイイン、60名中37位という結果で惨敗してしまいました。

 でもシャローにこだわったことに悔いは無く、むしろ「こんな状況でもシャローにビッグバスは必ずいる! 」ということに自信を持ち、これから更にこの釣りに磨きを掛けることを今後の課題とし河口湖を後にしました。

 これで今シーズンの最後の試合が終了、放流の無い河口湖や減水超タフの銀山湖にすごく苦しめられましたが試行錯誤の分のレベルアップできたシーズンでした。また、今シーズンは各地でお世話になりいろいろとアドバイスをして頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

 来シーズンも全力で試合に臨みますのでよろしくお願いいたします。

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