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横山的・黒鱒釣競技生活
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釣行日
2006年5月13日(土)〜14日(日)
場所
山梨県 山中湖
天候
初日…初日曇り時々雨、2日目…曇り
初日…強風、2日目…ほぼ無風
状況
約18度
釣果
初日…3本/1970g/15位、
2日目3本/1874g/10位、
総合成績/第4位
ルアー
バークレイ・パワーホッグ5〜6gテキサスリグ

ラスト1投の奇跡!昨シーズンのリベンジ成功です!!
    …マスターズ・イースタンリーグ第2戦in霞ヶ浦

 二日目の巻き返しでなんとか年間タイトル争いに生き残ったNEOマスターズ・山中湖戦。試合を終えた翌日、マスターズ第2戦を2週間後に控えGW渋滞の中いつもの下道コースですでに霞ヶ浦に向かって走っていました。

 今回の目標は昨年の霞ヶ浦戦のリベンジ。昨年の試合では初日5本のリミットメイク、そしてラスト1投に快心の入れ替えフィッシュをゲットするも2日目、自分が釣れる魚が残っていなくかろうじて1本のキャッチのみで順位を落としてしまう手痛いミスをしてしまいました。ここ霞ヶ浦は今試合で廻っているトーナメントレイクで一番自信のあるフィールド、年に1回のこの霞戦は自分にとって最大のチャンスです。昨年のミスを繰り返さずにシッカリとしたプランを持って試合を戦うために5日間のプリプラクティスの予定で茨城県・霞ヶ浦入りしました。

 しかしいざ乗り込んで目にした霞ヶ浦の湖面は西からの風で毎日大荒れ、私の12フィートのアルミボートを出そうものなら1日でスクラップにしてしまいそうなスゴイ荒れ方に山中湖戦の疲れもあり、湖にでられたのは僅か2日間でした。

 少ないプリプラで判ったことは今の霞ヶ浦の状態はスポーン中〜ポストスポーン状態。古渡エリアのアシ岬手前の単発の杭やシャローの沈木でポストのデカいメスバス(1300gクラス)をキャッチすることが出来ました。

 大会前日も湖はやっぱり大荒れ。春の霞ヶ浦は穏やかな日のほうが珍しいみたいです。と、いう訳でムリはせずなんと岸釣り(オカッパリ)で直前プラを敢行! 車の機動力を活かし北は土浦から南は常陸利根川まで岸釣りできる場所をランガンし各エリアの水の色、そしてバスのいる気配(なぜかこの霞ヶ浦ではバスが釣れる場所はバスのニオイがしているような気がします…)をチェック、結果は去年の試合でも良かった古渡の水門周りがベストで1キロクラスのナイスフィッシュもキャッチできました。


 そして迎えた5月13日(土)、いよいよマスターズ・イースタンリーグ第2戦のスタートです。

 この日の朝もやはり荒れ模様。自分のプランはスタート地点近くの古渡エリアを攻めきること、昨年もメインにし自信のあるこの場所を丁寧にマイペースで攻めることが唯一の作戦でした。

 スタート時、荒れた湖面を南に向かうボートが大多数。どうやら常陸利根川方面が人気のようですが、これで心配していた自分のエリアに掛かるプレッシャーも大丈夫そうです。そしてスポットに到着、まずは前日の「陸プラ」で釣れた水門周りのアシにテキサスリグをピッチング。細かいピッチで次々と撃ち込みながら隣の陸生植物のオーバーハングエリアへ。ここは昨年の試合でもバスが釣れたスポット、水中から生えている細かい枝にリグを引っ掛けてはずすを繰り返し集中しながらバイトを待つがアタリ無し…。そして今度は水門を挟み反対側のアシをチェック、岬状に出っ張ったアシの付け根に6gの軽めのテキサスリグ落としてみるとこの日最初のバイト! 一気に抜き上げたバスは700gクラスのオスでした。風がアシ岬に当たり、バスが外側に出てきているのかな?と思い次のアシ岬のサイドを同じテキサスリグをスイミングで通すと2本目のバスがヒット!スイミング中、倒れたアシに引っ掛かった瞬間のバイトでした。

 西側に移動しながら流して行くと「チーム・jr.上がりーず」仲間の小林君(前回の山中湖レポの「コバちゃん」とは別人)に遭遇。沖のインビジブル・ストラクチャーを攻めているようです。明らかに船団をリードしている「つれつれオーラ(!?)」を感じましたが、自分と全く違う釣り方で釣れているようなので「自分は自分の釣りをする!」を言い聞かせ朝の水門周りを再度攻めてみることにして移動。

 「ポストスポーンのメスバスはやはり沖側かな?」と思いプリプラで見つけていたアシ手前のオダにテキサスリグを入れてステイ。するとラインが走りビッグバスらしい重みが。慎重にグイィーと合わせを入れる途中、スッポ抜けた〜…痛恨のミスです。

 気を取り直し、視線の先に見たものは風で強くなった波がアシ岬にバッシャンバッシャンと打ちつけている様子。その風裏が気になりテキサスリグをピッチング。絵に描いたようにラインが走り今度はタイミング良くフッキング、サイズは600gクラスながら貴重な3本目をキャッチできました。

 と、ここで昨年の霞ヶ浦戦での失敗が脳裏をよぎりました。このままこのエリアで5本のリミットメイクを狙えば昨年の二の舞、2日目に釣るバスまで釣ってしまうことになります。ということでこの1本を獲ったキャストを最後に新たなエリアを求め移動!

 着いた場所は通称「稲荷の鼻」西側のテトラ帯。風裏になるこの場所は船団ひしめいていましたが釣果はテキサスリグに喰ってきた巨大ギル1匹で時間も迫ってきたので大荒れの中、落水しそうになりながらもなんとか帰着。

 初日の結果は3本で1970g、15位。予想以上に釣れていない様子で昨年同様いい順位での滑り出しです。ビッグバスを仕留めた小林君は9位でスタート、同じjr.上がりーずの長瀬君は18位スタート。それぞれ違う場所、違う釣り方で釣ってきたみたいでしたが明日は今日の残りのバスを釣りきる!とプランは決まっていたので迷いはありませんでした。


 5月14日(日)、トーナメント2日目・最終日です。

 この日は前日とは打って変わって無風でベタ凪ぎ。朝の天気は曇りで時々雨がぱらつく感じでしたが徐々に回復して晴れてくる予報でした。

 リベンジのチャンスに胸を膨らませスタート!一直線に古渡の自信のエリアへ。

 まず入ったのは昨日ミスをしてしまったアシ手前のオダ。昨日と同じく6gのテキサスリグを入れ込みステイ、落ち着いて丁寧に何度も何度も攻めているが反応無し。続いてやはりアシ手前の杭を攻めてみましたが期待していたポストのメスバスの反応がなかったのでやや落胆。今度は昨日釣ったオスらしきバスを求めアシ岬へ。昨日と同じく岬のサイドをスイミングさせてみましたがこの日は全くの無反応。

 昨日より増えたこのエリアを攻める選手によるプレッシャーか、いや無くなった風のせいか…しかも前日のヒットルアー(昨年も全てコレで)、バークレイ・パワーホッグのとある廃盤モデルのストック・残り3本のうち2本をスタートしてすぐロストしてしまいました…。自分の前を流す選手はスピニングタックルでカバー手前を攻める選手ばかりですが釣れている様子は全く無し。

 悩んだあげくやっぱり自分はコレしかない!と思いシンカーを6gから5gに軽くしてマル秘チューンを施した残り1本をリグり、アシ奥のカバー内に撃ち込みました。カバー内でステイ中、僅かに重みを感じ反射的にフッキング、そして待望の1本目をゲット!500g台の小型ながら2日目の待望の1本目。ワームも奇跡的に?飛ばされずに済んだのでとりあえずホッ、やっぱりバスはカバー内に移動していました。

 時計を見ると11時半、帰着までもう1時間半です。もうここからは狩猟モード、魚探のスイッチを切り五感を目一杯働かせバスのニオイのする場所のカバーの奥の奥にルアーを入れ込んでいきました。そして2本目、600gクラスがヒット!カバー奥から引き抜いたバスの口には頼みの綱の廃盤ホッグ、またもやホッ…(笑)。ボロボロになってしまったこのワームをなんとかフックに付け残り僅かな時間をこれに託しました。

 帰着時間20分前、最後に何となく気になったこの試合で初めて入るアシ奥へキャスト。ラストキャストになるかも…と思った瞬間、グンッとロッドを一瞬持っていかれた気がして反射的に体が動いてフッキングしていました。奇跡のラストキャストでキャッチしたバスは700gクラス、最後の最後にやりましたー!! なんだか訳分からないままにライブウェルに押し込み急いで帰着。検量結果は3本、1874g。


ラストキャスト、奇跡の700gフィッシュ!

 表彰式、ラストキャストの感動覚めやらないままだったのでもう順位のことを考えてなかったときに4位でコールされました。


霞ヶ浦戦、初表彰台フィニッシュです。


インタビューでは嬉しさと緊張で言いたいことの半分も言えず…。


「jr.上がりーず」の長瀬君(一番右)、
小林君(その隣)は10位、28位と揃って入賞!

 今回、好成績を残せた理由は2日目の後半に攻めるスポットをアジャストできたこと、そして最後の最後まで諦めずに集中力を持って釣りが出来たことだと思います。終わってみれば今回の自分の釣り方は決して優勝に絡めるような釣りではなかったと思います。

 一歩一歩ステップアップして、いつかこのビッグレイク・霞ヶ浦で優勝できるアングラーになって戻ってくることを決意、新たな目標が出来た意義のある1戦でした。

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