2006年8月27日（日）、総勢22名のアングラーが集まり、愛知県唯一の天然湖である油ヶ渕を舞台に「ランカーズ第6戦DECOYカップ」が開催されました。

　トーナメント当日は曇り空。でも気温は28℃〜32℃といかにも残暑って言うことで暑い！（でもすこ〜しだけ涼しい風が吹いてました）さらに追い打ちをかけるかのように、前日から油が渕と海とを繋ぐ水門（油が渕は汽水域で、数キロの河川が海と油が渕を結んでいます）が閉じられており、水の動きは全くない状態。くろますは集合時間前に新川で少しだけ釣りをしてみたんですけど（シーバス君狙い）通常であれば夜明けに見られるベイトを追うバスやシーバスのボイルが、全くと言っていいほど見られませんでした。

　また事前情報として、今大会は現在年間首位を走るクリンチノット社長が、諸事情（自店のトーナメントと重なってしまいました）により欠場。今回の参加選手の釣果次第では年間順位に影響することが予想され、大注目のトーナメントとなりました。

　でも水の動きがないのは、このレイクにとっては致命的です。さらにこの日は水量が多くて、実はこの点に関してもレイクのコンディションを下げてしまう重要なファクターになってるんです。参加者の皆もそれを感じたのか、少しでも有望と思われる場所へ頻繁に移動する姿が見られました。それでも川や見合橋周辺が特に人気で、少しでも水の動きが期待できそうな場所に入れ替わり立ち替わり参加者が釣りをするって感じでした。でもなかなか釣れません！厳しい！全員ノーフィッシュが頭をよぎります。ランカーズのプロデューサーとしてはそれはキツイ（!?）

　すると今大会から初参加のベン君が見合い橋周辺で見事キャッチ！サイズは30cmでフリックシェイク3.8インチのネコリグとのこと（シンカーは膨らんだほうにインサート）。わずかな風と本湖で最も水通しの良いポイントというファクターが、この結果をたたき出したようです。おめでとうございます！

　このあとは、キーパーサイズに満たないバスがキャッチされたり、各所点在する水門で40アップを2本バラすなどの情報は入るものの、キーパーサイズをキャッチしたとの情報は入らないまま帰着時間の11時を迎えることとなりました。ちなみに現在暫定年間順位2位を走るよっしぃ〜☆は途中で早退（？）となってしまい、クリンチ社長に残念ながら詰め寄ることは出来ませんでした。次は頑張って！

　予想通りの厳しい結果となり、釣果としてはわずか1本でした。結果的にはベン君の一人勝ちでしたが、この状況下で参加選手全員が知恵を絞って、油が渕全域をくまなく釣りきった感じがします。ランカーズのメンバーは油が渕を知り尽くした選手が非常に多いです。状況に合わせてセオリー通りに釣りをしてもなかなか結果が出せないことも、データとして蓄積され次大会に活かせるんじゃないかと思います。

　さて年間ランキングは、今年4勝を誇るクリンチノット社長がトップを維持、それを追うよっしぃ〜☆が残り3戦（9月、10月、11月）で逆転できるか！といった状況です。必ずしも両者に絞りきるわけではないんですけど、両者とも安定した成績を残す選手なので一騎打ちが予想されます。残り3戦は要注目ですね。しか〜し！こっそり大逆転を狙う輩は他にもいるかも（います？立候補してください、こっそりとね・・・）。

　表彰式では、賞品の授与のほか、多くの協賛品のもとじゃんけん大会などが行われ盛況のうちに幕を閉じました。次回「ランカーズ第7戦」は9月17日（日）に油ヶ渕にて開催されます。油ヶ渕で釣りをしたことのあるアングラーやそうでない人もどしどし参加募集中です。気軽にご参加下さい！

今回はDECOYブランドで有名なカツイチさんが協賛でした。

　最後に今大会の開催にあたり、佐知川バスクラブ（http://www.sajigawa.net/）の管理人様にも御協力をいただきました。ありがとうございました！加古川水系の情報など満載ですので、興味のあるかたはご覧下さいね！

【おまけ】
ランカーズ戦が終わったあと皆さんで釣りに行きました。ランカーズ戦ではあまり釣りができないので、この時はガッツリ釣っちゃいました！なかなかいいサイズを筆頭に20本くらいの水揚げです。