2007年10月28日(日)、総勢28名のアングラーが集まり、愛知県唯一の天然湖である油ヶ渕を舞台に「2007ランカーズ第8戦10FTUカップ」が開催されました。ランカーズ戦は1997年から始まり、毎年3月から11月まで毎月開催されるショアトーナメントです。ローカルアングラーズクラブ「ランカーズ」が主催し、学生から社会人まで幅広い年齢層が参加している。レギュレーションとしてはキーパー25cm以上3匹の長寸合計で決まり、毎月の大会ごとの表彰のほか、ポイントランキングによる年間チャンピオンを決定しています。また年間上位はバスボートでの琵琶湖ガイド一日券が副賞として贈られます。
トーナメント当日は雲ひとつない快晴。朝6時、選手は思い思いの場所へ向かいました。レイクのコンディションとしては、前日に終日降り続いた雨によりマッディです。そして前日の夜までに水門が開き大量のにごった水が下流に流れたため、水質の改善は見込まれましたが、一方で水位はかなり下がってしまいました。さらに朝には水門が閉じられてしまい、上流からはにごった水ばかりが流れ込む厳しいコンディションです。
選手は水位が下がったこの状態で実績のある朝鮮川河口、そして本湖でもっとも流れのある見合橋付近に集中しました。前回優勝を出した朝鮮川などのインレットでは、水質はにごっているのはもちろんのこと、水位が下がった影響でバスが居つけないような状況でした。したがって勝負は本湖にあると参加選手の多くが考えたようです。
そしてしばらく沈黙の時間は続きましたが、ついに口火を切る連絡が入りました!場所はやはり本湖です。検寸係が向った先は見合橋よりも少し東方面。そこに検寸を待つ祥君の姿がありました。図ってみると25.5cm。祥君は10月に発売されたばかりのスキニーシャッド(10FTU)をインチワッキーで攻略しての釣果でした。今回は10FTUカップだけに喜びもひとしおですね!
一方、他のポイントでは、朝鮮川河口や見合橋においてバラシなどが連発。やはり食いが渋いのかキャッチまでには至らない状況が続き、このまま終了時間を迎えて鈴木選手の優勝で幕を閉じました。
今大会は、雨と減水による強烈なニゴリによる活性の低下により厳しい釣果でしたが、前日のような雨がこれ以上降らなければ、状況は好転するかと思います。今年度は最終戦を残すのみとなりましたが、参加する皆さんがどう攻略していくかを期待したいところです。