2009年3月22日(日)、総勢24名のアングラーが集まり、愛知県唯一の天然湖である油ヶ渕を舞台に「2009ランカーズ第1戦ZAPPU(ゲイン) カップ」が開催されました。ランカーズ戦は1997年から始まり、毎年3月から11月まで毎月開催されるショアトーナメントです。ローカルアングラーズクラブ「ランカーズ」が主催し、学生から社会人まで幅広い年齢層が参加しています。毎月の大会ごとの表彰のほか、ポイントランキングによる年間チャンピオンを決定し、年間上位はバスボートでの琵琶湖ガイド一日券が副賞として贈られます!
トーナメント当日は雨。風もとても強く、さながら春の嵐と言ったところでしょうか。そのような悪天候と春先の大会ということもあり、今回はレギュレーションをキーパーサイズなしの1本勝負(長寸)としました。※第2戦以降は25cm以上3本の合計長寸の予定です。
ミーティングを終えて7時になると、参加者の皆さんは思い思いの場所へ向かいました。レイクのコンディションとしては、雨と強風の中、新川と高浜川、稗田川がすでに濁りが入っていて、長田川や朝鮮川や半場川はこれから濁りが入ってくるだろうと予想されました。本湖については強風にあおられているものの、濁りはそれほど入っていない状況でした。
すると7時45分、祥君が本湖の上流にある水門で52cmをキャッチ。祥君が狙ったポイントは水門の出口付近。ウイードらしきものに引っかかるくらいのレンジ(ボトムよりも少し上のレンジ)を3回入り直したところでバイトがあったとのこと。ルアーはジャッカルフリックシェイク4.8インチ。カラーはコーラレッドフレーク。リグは1/16ozのジグヘッドワッキーでした。おめでとうございます!!
次にその一時間後、とらぴょんさんが45.5cmをキャッチ。実はとらぴょんさん、最初は祥君と同じポイントに入っていたそうで、スピナベでバラシていたそうです。そのあと別の場所で釣りをしたあと、もう一度戻ってみると祥君が同じ場所で釣ったとのこと。この強風でバスが水門付近に寄って来ているか、もしくはスポーニングでコンタクトポイントを目指して移動してきていると思い、もう一本いるのではとキャストしたところ、沖のブレイク付近でバイトがあったとのこと。ルアーはクロススワンプ。カラーはグリーンパンプキン。リグはジグヘッドワッキーでした。おめでとうございます!!
そのあとはしばらく沈黙が続きましたが、10時57分よっしぃ〜さんが46cmをキャッチ。よっしぃ〜さんも前述の2名と同様の水門付近でした。ルアーをスイミングさせてバイトに持ち込んだとのことです。ルアーはカットテール5インチのジグヘッド(オフセット)。カラーはウォーターメロンシードでした。おめでとうございます!!
今回はこれでタイムアップを迎えて第1戦は終了。優勝は昨年度年鑑優勝の祥君となりました。昨年の快進撃はどこまで続くのでしょうか。ストップ・ザ・祥君となるアングラーが出てくるのか、今後が楽しみです。
表彰式では恒例のじゃんけん大会やもきちさんの差し入れの景品など、悪天候に負けず盛況のうちに幕を閉じました。次回は「2009年度ランカーズ第2戦リミットメイカーカスタムベイツカップ」が4月26日(日)油ヶ渕で開催されます。初めての参加も大歓迎ですので、興味を持った人はぜひ参加してくださいね。お待ちしていまーす!!
おまけ
この3枚の写真。上から2008年2月11日、2008年9月28日、2009年3月22日です。全部同じ朝鮮川と半場川の合流点です。あちこち人間の手が入り、自然が造成されているのが分かります。
以前はアシで生い茂っていた護岸もこんな風に造成されています。岸際は土嚢(?)が埋まっています。
このようにアブラは造成され、湖の浄化作用が低下し、魚も住みづらくなっています。人工的に護岸をすべて固めてしようものなら、風による波を消波ブロックかのように受け止めることになるでしょう。本来であれば緩やかな護岸のアシなどが波を吸収するはずなのに…。