そして8時30分、祥君が見合橋付近で、フリックシェイク4.8(カラーは日焼けメロン)を使用し39cmをキャッチ。祥君は最初別のエリアでトップウォーターを使用して狙っていましたが、バスのバイトがなく沈黙が続きました。疑問をもったまま見合橋の碧南市側にある矢板沿いを同じように狙うもやはり不発。そこでバスが水面まで出てこないのであれば、少しルアーを沈めたほうが良いのではないか?と思い、フリックシェイク4.8のジグヘッドワッキー(シンカーは1.3g)で矢板沿いをリーリングすると、トップにまでは出てこないバスを見事バイトに持ち込むことに成功しました。おめでとうございます!!
その後も釣果は続くかと思われましたが、そう上手く事は進みませんでした。トップウォーターに反応しない点はどのエリアでも共通のようでしたが、戦略変更のタイミングに迷っている選手が多かったためです。
実はそれでも魚はキャッチできていました。しかしノンキーパーばかりでキーパーサイズが釣れないのです。参加者の多くが何か(釣り方)が間違っていると気付いてはいましたが、その突破口を見いだすことができませんでした。そして期待していた最後の30分間もさほど水が動かず(急に水門の調整が入ったため)、誰も祥君を逆転できぬまま帰着の時間となりました。
表彰式で参加者に聞いた話ですが、全参加者の中であきらかにキーパーサイズのバラシは2本だけでした。スタート前は、一見コンディションが良さそうな印象を受けましたが、実際にはそうではありませんでした。そのもっとも大きな原因は水の動きにあると思います。
そしてそれを裏づけするかのように、祥君がキャッチしたポイントは、油が渕の本湖の中心、そのエリアは見合橋が架かっており本湖の中で一番くびれている部分である。そのため本湖の中では一番水が動くポイントです。このポイントを祥君は見逃さなかったということですね。昨年度年間優勝はダテじゃありません。