2010年4月25日(日)、21名のアングラーが愛知県唯一の天然湖である油ヶ渕に集まり、2010 ランカーズ第2戦ガンクラフトカップが開催されました。
ランカーズは、毎年3月から11月までの期間に月1回全9戦を開催し、学生から社会人まで幅広い年齢層が楽しめるローカルアングラーズクラブ『ランカーズ』主催のショアトーナメントです。レギュレーションは25cm以上3本の合計長寸で競いあい、毎月の大会ごとの表彰のほか、ポイントランキングによる年間チャンピオンを決定し、年間上位はバスボートでの琵琶湖ガイド一日券が副賞として贈られます!
早速今大会の話に移りますが、第1戦のような寒さではないものの、やはりまだ肌寒い朝でした。湖のコンディションは数日前に冷たい雨が降った影響で水温が低下し、濁りが上流から入ったほか、田んぼからの濁りも加わって超マッディです。当然魚の活性は低く、いつもならボラが元気に跳ねているはずですが、朝はほとんど跳ねていませんでした。
そして風については微風といったところで少し冷たい風が吹いています。水位はやや高いほうですが(油ヶ渕はタイダルレイクです)、今大会は新川の水門が10時頃から開くとのことで、これにより水の動き(干満)による魚の活性上昇が唯一の望みとなりそうです。
参加者の大半はスポーニングに絡むコンタクトポイントにつく、もしくはうろついているバスを狙う戦略を立てていました。朝7時、トーナメントがスタートすると、朝鮮川河口、見合橋、長田川などへと向かう参加者が多く見られ、そのほとんどがコンタクトポイント、もしくはバスの回遊ルート上にあるウイード狙いのようです。油ヶ渕に手慣れた参加者も多いので、キャッチするのも案外時間の問題かと思われたのですが・・・。
しかしながらバスの活性が低いため反応がなく、実績のあるポイントを狙ってはいるものの、だんだん自信が持てなくなり、別の場所へ移動していきました。天候不順は戦略をことごとく裏切るものでした。結局キャッチはもとよりバイトやバラシの話も出ないまま10時を超えてしまいました。
しばらくすると10時を過ぎて水門が開いたので、少しずつ水が動き出しました。そしてここでついにてっしーが沈黙を破りました!てっしーは見合橋の西の安城市側で10時40分、デュエルゾンビクランク(懐かしいですねー)の シャッドカラーで45cmをキャッチ。狙ったポイントは、ブレイク近くにあるゴロタ石。やはりコンタクトポイントでした。魚は一度産卵したかのような体でしたが、まだ卵をもっていそうな感じで、体高のあるグッドサイズのバスでした。てっしー、おめでとう!