さっそく今大会の話に移りますが、まずは湖の状況などを解説します。朝は肌寒かったものの、徐々に気温は上昇。田植えの影響で水質はマッディなものの、西からの風の影響で、活性は朝から高かったです。あと、本当に少しずつですが水位が下がっていき(油ヶ渕はタイダルレイクである)、この影響による水の動きもバスの活性を上げるのに最適なファクターとなりました。
次に、スタート後の参加者の動きを解説すると2パターンありました。一つ目は本湖の中で水の動きによるバスの活性の変化が、もっとも顕著にでる見合橋に参加者がスタート直後から集中したことです。ここはこの時期からハイシーズンにかけて最も実績にあるポイントであるため、参加者が入れ替わり立ち替わり入ってきました。
そして二つ目はランガンパターン。その理由は風向きと水質を鑑みながら釣りをしていくことで、魚を効率よくキャッチしたいという考えがあったからです。アブラは多数のインレットやアウトレット、河川、ワンドなどが多くある複雑な形状をしている湖です。一カ所に集中するよりも勝機が見いだせると考えたのでしょう。
そして今回はどちらに軍配が挙がったのかというと見合橋でした。
まず4位は、とみぞ〜さんで33.5cm。11時頃、とみぞ〜さんは見合橋の船着き場で頻繁に小刻みなブルーギルのアタリを感じていました。そこでルアーを回収しCCラウンドに装着していたデスアダー6インチのテールを、バイスクロー2.5インチ(カラーはグリーンパンプキン)に変更しボリュームアップさせてキャストしなおすと、今度は強烈なアタリがあり、フッキングして釣り上がったのは33.5cmのバスでした。とみぞ〜さん、おめでとうございます!!