2010年4月25日(日)、19名のアングラーが愛知県唯一の天然湖である油ヶ渕に集まり、2010 ランカーズ第4戦イマカツカップが開催されました。ランカーズは、毎年3月から11月までの期間に月1回全9戦を開催し、学生から社会人まで幅広い年齢層が楽しめるローカルアングラーズクラブ『ランカーズ』主催のショアトーナメントです。レギュレーションは25cm以上のバス3本の合計長寸で争われ、毎大会たくさんの賞品が出るほか、年間上位はバスボートのガイド券がもらえます。
今大会は雨が降り続くじめじめとした梅雨らしい朝のスタートとなりました。風はほとんどなく、新川の水門も閉じていることから、水の動きは皆無。おそらく水門は数時間以内に開門されるため、それ以降が釣果を出すチャンスと言えますが、天気予報では雨が止んで曇りになるとのことなので、気圧の変化によって多少の風が吹いてもらえると、早い時間からチャンスが増えるのですが・・・。
スタート後、参加者の大半は見合橋周辺に入りました。本湖の中で一番くびれた地形を持つ見合橋周辺は、水の動きがもっとも顕著に出るエリアです。ここで開門後に水が動き出したところで活性の上がったバスをキャッチしようという考えでした。基本的な狙い方は、雨の影響で活性の高いバスを狙って、トップウォータープラグまたはサーフェイスプラグで表層付近を狙うプランがメインで、フォローでライトリグといった季節的には王道パターンです。
他にも水の流れを意識して、新川や朝鮮川など河川に向かう参加者もいましたが、結果的には見合橋周辺で多くの釣果が出ました。合計4本、4名の参加者が魚をキャッチすることに成功です。
まず4位は、ウッシーちゃんで25cm。最初は朝鮮川河口のワンドに入って50アップをバイトさせたものの、惜しくもバラしてしまい、その後、見合橋東の安城市側へ移動します。バラしたショックもあってか一時は集中力が下がっていたみたいですが、それも徐々に立ち直りを見せ、大会終了10分前、ブレイクに絡むピンスポットで見事バスをキャッチすることに成功。ルアーはサターンワーム(カラー:レッド)のダウンショットです。ウッシーちゃん、おめでとうございます!!
次に3位はなんと私、くろますで25.5cm。最初新川へ向かい水門を閉じていることを確認。その後、水が動いているエリアを河川を中心にランガンしましたが、良いエリアは見つからなかったため、見合橋周辺で水門が開くのを待ちました。そして10時を過ぎて、開門したことがわかるほど大きな水の動きを確認するとともに、周辺でボイルが沸きだしたのです。同時に風も吹き出し、明らかにベイトを追うバスもしくはシーバスを発見。そこで、魚が入り込むと思ったショアラインを小刻みなシェイクでルアーをリーリングしてバスをキャッチさせました。ルアーは1/32ozのネイルシンカーを埋め込んだサワムラ リッジ(カラー:ルアーショップマイルストーンに依頼したオリジナルカラー(ダークグリーン))です。ひさしぶりの入賞でした♪
次に2位はKさんで32cm。Kさんは朝イチから見合橋の下(安城市側)に入りました。そして8時10分、水深のあるアシ際の中層を1/16ozコイケ+ハンハントレーラーで狙い見事キャッチ。そしてさらに数十分後、同じ場所でバスをフッキングさせましたが、惜しくもバラしてしまいました。これが痛かったけど、それでも準優勝ですからね、立派な成績です。Kさん、おめでとうございます!!
そして優勝は前年度年間優勝の祥君で今年度2勝目。祥君は本湖の中でも最も釣れる可能性が高いと考え、碧南市民病院そばにある矢板に入りました。最初は表層を狙っていましたが、反応がないためルアーを1.3gジグヘッドワッキー+ジャッカル フリックシェイク4.8インチ(カラー:コーラレッドフレーク)に変更。そして7時15分、ブレイク絡みのストレッチで37cmをキャッチしました。狙い方はブレイク周辺にあるストラクチャーをスイミング気味にアクションさせながら通過させたとのことですが、この点は2位のKさんに近いですね。この日のパターンだったのかもしれません。祥君、おめでとうございます!!
祥君はこれで今年度連勝。今年度も祥君を中心に年間優勝争いが展開されそうですが、他の参加者の奮起に期待して、もっと盛り上げていきましょうね!