釣行日
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1997年5月18日 |
場所
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岐阜県 大江川 |
天候
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晴れ |
風
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微風 |
状況
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たびたび降る雨や風などの影響で、水質は最悪。
水温(朝8時、合流点)19度 |
ルアー
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5月18日、この日はNBC中部チャプター第2戦に参戦するために大江川に行った。しかし、これには訳がある。
先週プロ戦があったのだが、私は30分と釣りをしていないのである。なんと私のボートが湖の上で故障し、危うく遭難するところまでになったのだ。最悪の状況はまぬがれたものの、当然成績は最悪。自分の思い通りの釣りがまったく出来なかったのだ。
ということで、今回はその憂さ晴らしにきたのだ。当然お立ち台にでも上がりたい気分である。
しかし、その思いとは裏腹に、大江川のコンディションは最悪。1週間前は良く釣れていたそうだが、5日ほど前からたびたび降る雨や風などの影響で、水質は最悪の状態までになってしまった。
ちなみにこの日は晴れ、微風、水温(朝8時、合流点)19度、水の量は少し多めといったところだ。参加者は120名弱。
8時過ぎにスタート。私は合流点から南の本流へと下った(ちなみに大江川はエレキはOKですが、エンジンは禁止ですよ)。
私のこの川でのスタイルは、回遊バスを攻めることが非常に多い。しかし今回はタフコンディションであまり動かないバスも多い。そしてアフタースポーンのからみを含めて、ワンドやアシ際もはずせない。そして濁りをなくすような流れのあるところなどもはずせない。悩む悩む…。
しかし、なんだかんだいっても、私はプラクティスをしていない。結局、今回は回遊スタイルを押し通すことに決めた。
私の入ったポイントは、深浜大橋を少し北に上がったところである。ここは岸から約3メートル先にブレイクがあり、そのブレイクとオーバーハングした木が重なるところである。
もともと大江川のバスは回遊性の高いバスが多い。そこで、ワンドからワンドへと回遊しているであろうポイントで待って狙い撃ちをするのである。
それに私は、この川に以前通っていたとき、いくつかの回遊ポイントでおおよそいつの時間帯にバスが回ってくるのかを見つけていた。だから今回はそのデータを信じてこのポイントに入ったのだ。
しかし、全くアタリがない。時間はすでに10時を回っていた。私はここでいったんポイントを大幅に変えて、以前この時期よく釣っていた札野ワンドへと向かった。
着いてみると、トーナメンターはほとんどいない。気分よくワンドの角、ブレイク、インジブルストラクチャーなどを打つ。しかしブルーギルらしきアタリだけで、バスらしきアタリは全くない。アフターバスはどこへ…(ここにいたとしても、口を使ってくれないような感じである)。う〜ん非常に困った。バスが釣れない…。1年間ここで釣りをしていないブランクはかなりキツイ。
しかしラストチャンスを賭けて、最初のポイントに11時20分頃に戻った。そして20分後に待望のバイト!しかしなんとノンキー!
それでも私はめげずに粘った。12時30分を過ぎて帰着(13時)に向かう選手が私の横を次々と通り過ぎていく…。そして、私ももうそろそろ帰着に向かわなければ、と思ったいたときにかすかなバイト。すかさずアワせると…バスだ! 落ち着いて取り込むとまあまあのサイズで、700gはある。
急いで帰着に向かうと、ほとんどの選手が帰着を済ませていた。急いでボートを係留し、帰着報告し検量に向かった。
しかしここでまたひと波乱があった。バスが弱っているのである。私や周りの友人たちが、活性剤などを貸してくれたりして手を尽くしてみたが、検量はマイナス100gとなり620gという結果となった。
全体の結果としては、やはりタフであったことから、優勝ウエイトは2キロ弱で、釣った人も17名と大変少なかった。
ちなみに私は9位。残念ながらお立ち台には上がれなかったが、とりあえず1週間前のプロ戦の苦い思いは晴らしたような感じだ。ここまでタフな状況で釣れただけも満足である。
また、来月にプロ戦があるのだが、このときが本当の憂さ晴らしとなるように全力で頑張りたい。またよい結果がでれば報告しよう。(黒鱒倶楽部)