釣行日
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1997年6月29日 |
場所
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愛知県 入鹿池 |
天候
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快晴 |
風
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北風強風 |
状況
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ルアー
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6月28日、この日は6月にして2度目の台風通過の為、池や湖は大荒れであった。そして翌日に琵琶湖へ釣りに出かける予定のあった私は、台風通過後特有の北風の影響を考え、きっと荒れるだろう琵琶湖へ行くのをやめ、ひさしぶりに入鹿池へ出かけた。
そして翌日。天候はズバリ快晴。暑い。しかし、やはりと言おうか、北風が非常に強く、釣りの出来るエリアはかなり限定されるものと楽々予想出来た。
また台風通過後は基本的に魚が釣りにくい状態なので、アングラーにとっては非常に難しい釣りとなる。それを察知したのか、この日は日曜日だというのに、他のアングラーが非常に少ない。池の状態は悪いが人が少ないので、自由に釣りが出来そうだ。期待を胸にボートを進めた。
池をよく見ると改めて濁りのスゴさに驚いた。しかし、部分的に濁りのあまり入っていないエリアもあり、そこから釣りをはじめた。
最初に入ったエリアは、郷川のワンド付近なのだが、正直いって驚いた。台風後だというのに、たくさんのベイトフィッシュがライズしていたのだ。それに時々バスもそれを狙って水面を割って出てくるではないか。
私はたまらずトップウォータープラグをキャストした。しかしバイトは一切なかった。ならば少し沈めてみようと思い、ミノーをキャストするが、ブルーギルが追ってくるだけであった。結局そのエリアであらゆるルアーを使い、1時間以上粘るが、ノーバイトに終わった。また次のエリア(五条川)でもノーバイトに終わり、すでに10時を回っていた。
次に回ったエリアは私自身この時期にいい思いをさせてくれたエリアである。そしてここも濁りがあまり入っておらず、釣れる可能性は十分に感じられた。
まず、スティックベイトのノーシンカーで軽くトゥイッチングをして、リアクションバイトを狙ったがノーバイト。そして、ストレートワームのスプリットショットを使ってじっくり狙った。そして待望のバイト! しかしジャンプ一発でバレてしまった。30cmはあっただろう。ちょうど水深2.5mのフラットエリアに沈む岩のそばでバイトがあった。
私はめげずにキャストを続けた(この池は相当粘らなくてはなかなかチャンスはやってこないのはみなさんご存じだと思う)。すると遠くで波紋がチラッと見えた。バスかな?と思い。フローティングミノーをキャストするが反応なし。しかし、水面にはまだ波紋が時々見えていた。
そして、スティックベイトのノーシンカーキャストすると、波紋が消え、同時にロッドがしなった。やった!釣れた。大喜びで私はリールを巻いた。しかし、なんか引きがバスと違う気がする…。あれ?なんか口が小さいぞ。あれ〜ヘラブナじゃんか〜。なんだよ〜。
もう残念の一言に尽きる。あとにも先にもこの日魚を手にしたのはこれだけであった。しかし30cmを超えるなかなかの良型(?)だった(ちょっと弱っていたが)。まっいっか。ちなみにワームのカラーはレッド&ブラックのツートンカラーであった。後日談だが中日新聞にも掲載された・・・。
次回こそは必ずバスを手にしたい。来週からはまた琵琶湖へ行く予定だったが、しばらくは入鹿池に通いそうだ。(入谷高広)
以上、「週刊つりニュース」掲載