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2001年「オカッパリ」【2】

南浜編

 今回のオススメポイントは南浜漁港だ。ここは湖東の割に北東の風に強い向きにつくられているので比較的釣りをしやすい。小型中心の釣り場だが、これから釣りを続けていくと3月ごろ堤防付近でスポーニングバスとばったり!なんていうことも期待できるので根気よく通いたい場所であろう。

 まずここには浮桟橋があるがここは立ち入り禁止のため桟橋に乗って釣りをするのはやめておこう。時々それを無視したアングラーがそこで釣りをしているらしいが、この漁港が釣り禁止になってもいいのだろうか…。みんなの迷惑なので絶対にやめてもらいたい。それに桟橋の先っぽに立って港内のど真ん中にフルキャストもバスはまず釣れませんよ…。

 さて、話をもとに戻そう。浮桟橋のそばに誰でも気付くように排水口が一つポッカリ見えている。ここから水が流れ込んで港内に水流が少しでも発生したらチャンスだ。ベイトもバスも活性があがり、数釣りが期待できるだろう。オススメはノーシンカーでゆっくりとフォールさせたあとの軽いトゥイッチが効果的だ。あと流れ込んでいないときは小さなストレートワームのダウンショットが効果的である。バスのアベレージが低いため2から3インチのワームがメインになるだろう。実績のあるおすすめワームは3インチサターンワーム(ウォーターメロンに実績あり)、常吉ワーム(一番短いもの)、クリームワーム(ウォーターメロンに実績あり)など。ラインはアプロードGT-RのFチューンフロロの4ポンド、シンカーはネクストワンハイブリットタングステン1/16オンスが最適だろう。ボトム感知が上達してきたら1/32オンスにも挑戦だ。シンカーの重ささバスに違和感を与えないためバイトからフックアップに持ち込める数は格段にアップするはずだ。フックはマスバリで十分。しかしストラクチャー回りをメインに狙う場合は引っ掛かりにくい小型のオフセットフックで望みたい。

 そのほかのねらいどころというと漁船周りやその周辺のボトム狙いとなる。水中に沈んでいるストラクチャーが豊富でウイードも残っていることから絶好のバスの着き場となっている。また漁船の下は影になっていてその影にバスがつくことが多いのでそこも狙い目だ。基本はノーシンカーのフォーリングに実績があるが、活性の低い場合はボトムのストラクチャーを丹念に探ろう。リトリーブしてきて引っ掛かったところにステイさせてバイトを待ってみてほしい。引っ掛かったからと言って無理に外してしまうとバスは逃げてしまうし、プレッシャーを与えてしまうので、しばらくそのラインで釣りをしてもバイトチャンスは格段に落ちてしまう。あくまで自然に溶け込んで釣りをすることが大事。結局バス釣りはバスをだます釣りなのだから、あんまり不自然なアクションはバスも興味を示さないのだ。

 ここでノーシンカーリグの一工夫。ネクストワンドラッグシャッド、その頭にネイルシンカーをズボッ! それをマスバリで頭にチョンガケしてキャスト。そしてリトリーブすると…あら不思議。程よく前傾姿勢でバイブレーションするのだ。いかにもベイトフィッシュ! という感じで泳いでくれるので期待がもてます。水深を選ばずに使えるのでハードルアー的にも使えるのだ。一度試して欲しい。またこのドラッグシャッドはシンカーをつけずにフックを背掛けしてトゥイッチすると同じようにバイブレーションを起こす形になっている。通常のノーシンカーのフォーリング+α的な使用ができるので、これもオススメだ。

 最後にこの漁港。湖東の中で安心して釣りを楽しめる場所として貴重な存在になった感がある。最初に言った浮桟橋の件2を含めてみんなが釣りを永く楽しめるようにするにはみんなで守るんだという気持ちを絶対に忘れないで欲しい。そして実行して欲しい。私もできる限りの努力で実行しています。

 しかし、そういわれてもできないアングラーがいるのは人間のサガなのか何なのか…。

以上、「週刊釣りニュース」掲載

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