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「策を練る」【2004年】

冬のボトム攻略

 冬の時期、バスの動きはとても鈍くなります。そんなバスをどう釣るかということになるんですけど、私の中で基本となるパターンを岸釣りとボート釣りに分けて紹介したいと思いますので、良かったら参考にしてみて下さい。


頑張れば釣れる、冬の1本!


【岸釣り】
 岸釣りのキモはなんと言っても天候です! 天候が悪い日の釣行はあまりおすすめしません。私なら家でビデオや雑誌などを見ながら、次回釣行時の作戦でも考えていることでしょう。

 で、天候的におすすめできるのは暖かい日が2〜3日続いたあとです。もともと冬のバスは動きが大変鈍くなり、ボトムに近い、もしくはボトムべったりにはりつき、目の前に通るベイトしか補食しないようになります。しかし暖かい日が続いたあとはそのバス達も少しだけ行動範囲を広げるようになるわけです。ですからバイトチャンスも広がります。ちなみにボトムではありませんが、暖かい日が続いたあとはTOPでも出ることがあるんです。これは以前私が何度も経験していますので間違いありません。

 さて話は戻りボトム攻略ですが、行動範囲が狭いことからバスのレンジに合わせた釣りをすることが大切になります。ポイント的には流れのないワンドエリア等でその中でも周辺よりも深いところ、そしてシャローにより近いところが狙い目となります。バスはそういったポイントで身を潜め、暖かい日はシャローへ、寒い日はディープへ移動しやすいポイントを好みます。そしてそのポイントへショートリーダーのダウンショットで狙ってみましょう。そしてバイトがなければジグヘッドやスプリットショットでステイさせてじっくり粘るのが良いでしょう。あとバスの居場所が広範囲であればスピナーベイトのスローローリングもおすすめです。ポイントを荒らさない程度にボトム付近をゆっくり引いてくると良いと思います。それでもバイトが無ければネコリグやボトム付近をトレースできるサスペンドプラグでリアクション狙いです。順番的にはこれが先になる場合もありますが、通い慣れた場所かそうでないかで変わってきますね。私の経験では通い慣れていない場所なら1月中旬あたりまではリアクションが先で、それ以降はスローな釣りが先かなと思います。状況に合わせて狙い方を考えて見ましょう。


【ボート釣り】
 ボート釣りでもポイント選びの基本は同じです。ただ水深がやや深いところを釣ることがある、ということと真下を釣ることがあるという点が岸釣りと大きく違うと思います。

 そこで登場するのがメタルジグ。魚探でベイトを見つけたら真下へ投入しリアクションで釣るんですが、重さは水深にもよりますが、3/4ozが最も使い易いでしょう。ロッドはややヘビーのロッドで1ozまで絶えるショートロッド(短いほうがしゃくり易い)をチョイスすると良いかと思います。アクション的には“グイッグイッ、ス〜”って感じ(分かるかな?)です。あとホプキンスを例にするとフックは刺さりが悪いので、他に市販されているものに交換することをオススメします。あとラインとフックが絡み易いので、それが嫌な方はアウトバーブにするとなくなります。あともう一つ、フックを赤するとバイトが増えることがありますので、ここに加えておきます。それからスイベルはヨレ防止のためにも必ず付けてください。

 そしてメタルジグでだめな場合は、少し重め(1/8〜1/4oz)のジグヘッドでじっくりボトムの釣りです。ポイントが絞れていればあまりアクションさせずにステイさせておくと良いでしょう。ラバージグも有効です。いずれにしても一口サイズが基本ですので、ジグヘッドにしろラバージグにしろ、あまり長いワームやトレーラーを使用しないほうがいいと思います。そしてそれらでもだめな場合はレンジが違う場合もありますので、ダウンショットでレンジを変えながら探っていきましょう。水深が深い場合はヘビーダウンショットが使いやすいと思います。

 最後にボート釣りはとにかく寒い! まず釣りをする前準備として防寒着は完璧にしておきましょう。あと絶対にライフジャケットをしっかり着用すること。前のチャックを開けて着ていてもまったく意味がありませんよ。かっこ悪いと感じるなどして、ちゃんと着れない人はボート釣りをしないほうがいいでしょう。怖い話ですが、冬の釣りで水に突然落ちると、体温と水温に差があるせいで、ショック症状をおこし結構高い確率で気を失います。私の知り合いでもそういうことがありました。でも着用していたおかげておぼれずに助かっています(気が付いた時にはもの凄く遠いところにバスボートが浮かんでいて、近くを通った船に助けられました。でも骨折していたのでしばらく入院することになりましたが。)。そういう意味でもライフジャケットは本当の意味での命綱です。絶対に着用をお願いします。あと当然ですがエンジン船の場合はキルスイッチも忘れずに。

 それでは安全には十分気をつけて楽しい釣りを楽しんじゃって下さい。でわでわ

※以上「中古バス釣り具専門店リバース」発行
リサイクル・フィッシングタックル・マガジン「リバース」
2003/11/23 vol.40、2003/11/30 vol.41に掲載

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写真は一部NBC NEWSの許諾を得て記載しております。
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