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滋賀県 琵琶湖南湖

 琵琶湖は、面積約670キロ平方メートルで、日本で最も大きな湖です。
 琵琶湖の最も狭い部分には琵琶湖大橋が架かっており、これより北側部分を北湖、南側部分を南湖と呼びます。
 北湖は水質がクリアー平均 水深約43m、琵琶湖の最大深 は103.58mで湖北・西岸の木津沖にあります。南湖の北部エリアはクリアーですが全体的にはステインに近い水質です。平均水深は4mですが東岸は人工的に掘られた浚渫が多く浚渫最南部の“ディープホール”は13mになります。
 全体の平均水深は41mになりますので如何に北湖が南湖に比べ大きいかが分かって頂けるでしょう。琵琶湖西岸は山に近く湧き水やクリアーなインレットが多く東岸に比べると急深。東岸は住宅地や畑が多く地形的には遠浅でシャローフラットが多いです。
 北湖は湖のど真ん中では釣れませんが、水深20mぐらいまではバスが釣れます。これらのバスはスポテッド系のバスでロックエリア、漁礁に多いです。
 勿論、ラージ、フロリダ系も普通にいます。春の訪れは遅いですが冬は翌年からと言った感じです。
 南湖はハイシーズンには湖全体でバスをキャッチできます。複数のウィード類に覆われます。シャローフラットなため水温は温まりやすく春の訪れは早く、水温低下の早いため12月には完全に冬です。
 3月頃から桜前線のようにスポーニング前線が南湖から琵琶湖北端まで徐々に北上します。
※以上「GONG OF GAME」担当:森田

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黒鱒コラボで挑む!! 琵琶湖のデカバスを実釣!!

最近の琵琶湖

 この日(4/28)は朝から雨模様。しかし午後からは急速に晴れてくるとのことで、風が吹く前に釣果を叩きだそうと朝6時過ぎに、現在ガイドの拠点であるアークロイヤルボートクラブから出船。バウを上げ一気に南下し、本日の最初のポイントへ向かった。

 最近の琵琶湖は、例年よりも3週間ほど遅れ気味。狙い方は冬の場所から春の場所へと徐々に以降しているものの、やや冬の場所にガイドのエリアは偏っていた。実際にこれまでに釣れたバスの大半はメスであったという。

 いわゆる巻いて釣る釣りがあまり調子が良くなく、それは森田さんだけではなく、最近の全体の傾向としてあるようだ。実際昨年の今ごろならば、スピナーベイトやバイブレーションをキャストして釣っているはずが、今日にしてみるとそういった光景はほとんど確認することができなかった。やはり春の動きが遅れているのは確かのようだ。


スワンプクローラーのネコリグの使い方

 まず最初のポイントではスワンプクローラーのネコリグを使用。実際には一日の大半を、このリグで過ごすことになるのだが、最近ではどういう使い方をしているのかを森田さんに聞いてみた。

 スワンプクローラーのネコリグの使い方としては、タテさばきのアクションをさせることが多いらしい。またボトムに着底後は移動はあまりせず、かなり大きめなアクションで誘う。よくダウンショットなどで細かくアクションさせるのとは全く違うものだ。もちろんズル引きや細かいシェイクをさせたりすることもあり、時と場合によって使い分けることも重要である。今回使用したシンカーは1/16oz、フックはDECOYのハンターフックを使用。


バスが動いたか?

 実際にスグにバイトがあり、森田さんが本日最初のバスをキャッチ。しかしサイズが小さい。前日まではこのサイズは出なかったと言う。その後は40upが釣れたものの、数が出ないということで、しばらくして移動することになった。

 次に移動したポイントはスポーニングに絡むウイードエリア。森田さんも今年は前日に初めて入ったポイントらしい。しかし実際に前日は55.5cmを筆頭に40upを数本釣り上げており、もしかしてバスはうこういった場所へ大挙して押し寄せてきたのではないだろうかと考えたのである。森田さんも私も期待をして挑むと、結果は49cmを筆頭に40upを数本キャッチ。バスは冬から春へ本格的に移動を始めていたのだ。それにこのポイントではオスが多く釣れたこともそれを裏付けていた。

 実際は全てがそうではなく、すでに春の動きをしているバスは少なくないのだが、超デカバスに絞って釣りをするのではなく、グッドサイズを数釣ろうとすると、どうしても大きな動きを重視せざるを得ない。

 「勝負の釣りも無難な釣りも大事」。もちろん森田さんはどちらでも対応できるのだが、大きな動きを把握できれば、その前後の動きを考えやすいというわけだ。今回は数を釣るというお題目があるため、その狙い通りのポイントに入ることができた。


明日のプラクティスへ

 ここで一応の満足(答え)を得たため、明日以降のガイドのために釣るエリアを徐々に広げていき、釣れる可能性のある場所をチェックしていった。するといくつかのポイントが見えてきた。まだバスの反応は少ないものの、これから入ってくるだろうと予想でき、明日からのガイドの準備が整ってきた。

 しかし、このあたりから天候が急変。雨は止み、曇りから晴れへ天候が急変。こうなると釣り方もポイントも変わってくるのは必然であるため、再度チェックをし直していくことになった(実際にポイントによっては水温が高いところで14.6℃を確認している)。

 すると、ある一定のエリアだけバスが群れとなって、入れ替わり入ってくるポイントを発見。さきほど釣れたポイントとは多少状況が違うのだが、これは間違いなく天候によるもの。釣り方をいろいろ試した結果、ここでも40upを含む数本のバスをキャッチすることができ、明日以降のガイドに繋げる結果となった。


再び朝のポイントへ

 終了時間も迫ってきたので、再び朝のポイントへ。やはりバスの付き場は微妙に変わっていた。朝に釣れたポイントよりもやや沖目にバスは移動しており、そういったポイントで40upが連発。ここで森田さんがほぼ独壇場の展開となり、私も釣ってはいたものの40upの本数は私のそれをゆうに上回った。天候の変化によりバスの付き場が変わり少々難儀だったものの、刻々と変化する展開にアジャストする力はさすがプロガイドのなせる技であった。


結果、根こそぎ釣ったか?

 今回は50アップこそ出なかったものの、40アップは49cmを筆頭に10本以上、30アップを含めると20本以上の釣果(ちなみに30cm以下は1本のみ)。バラシを含めると30本は軽く超える結果となった。それに森田さんはデカバスらしきバイトを一瞬のラインブレイクで逃している。今回は琵琶湖南湖のポテンシャルの高さを見せつける結果となった。目標通りの結果が出せたのではないだろうか。


アメリカザリガニを捕食していたようだ。


釣れるまでのプロセスが大事

 森田さんはガイドをするにあたって大切に思うこと。それは“プロセス”。バスはゲームフィッシングである。釣り堀とは違って、必ずしもいるかどうか分からないポイントへルアーをキャストしていくのであるから、釣れる確率を上げていくために必要なのは、ポイントを絞り込むまでのプロセスである。ただ釣れればいい場合もなきにしもあらず、しかしガイドで教わった釣りを他の釣り場で役立てたいと思えば、プロセスをぜひ学んでいって欲しいと願っている。

 私が今回体験したことで分かったことは、森田さんは琵琶湖の釣りに精通しているというよりも、琵琶湖とともに生きているプロガイドであるということだ。雑誌や書籍で学ぶことももちろん重要な要素ではあるが、実際に現場で学べるのはガイドであり、実際に釣れることも体験できるのだからその価値は非常に大きい。ぜひ森田さんのガイドを実際に受けて、さらなるレベルアップを図って欲しいと思う。

(第二部 - 完 -)

ガイドについて
ガイド料金
1人 28,000円 2人 38,000円
※ 税、ガソリン代、駐車料金込みです。
※ 食事代は含まれません。
使用艇
スキーター20フィート 200馬力
時間
6時〜16時
(季節により異なります。お客様の希望があれば相談可)
集合場所
マリーナ南湖西岸アークロイヤルボートクラブ
TEL
090−1413−7963/森田

-------------- 第一部 --------------

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